☆台東区三筋シェアタイムスタジオ
『思い出のメロディー』
「僕は、北海道出身なんですが。 札幌で生まれて、美原っていうところに行って、また戻って来て。
子供の頃の夏は、25℃っていうと、『夏だーーー!』って、浴衣着て盆踊りに行って。
帰って来ると『さみ~~~。』って、ストーブ炊いて待ってくれてる。
タクシーなんかも、《冷房中》って書いてある車があったり。 それほど冷房しているタクシーが少なかったですね。
その札幌の街のことを歌った歌です。」
『蝉』
「子供の頃、家の裏に大きな木があって、そこに紐がぶら下がってて。 その紐を引っ張ると、
大人になってない蝉の幼虫がバサバサ落ちて来て。
蝉にしたら、いい迷惑ですよね(笑)
それを部屋のカーテンにつけて観察してると、そのうち背中がすーっと割れて、
ミントグリーンみたいな色の蝉が出てくる。 それを僕は《セミヌード》って言ってたんですがね。
(このセミヌードの話を何度も聴かされている客席の反応は薄く(笑))
あんまり沸かなかったですね(笑) はいもう話先に行ってってね(笑)
まだ羽が柔らかいので、片方の羽だけ、ちょっとシワをつけてみたりして。
そのうち、フライパンで炒めたみたいに茶色いカサカサした羽になって。 でも片方にシワをつけてたから、
片側だけちょっと変な蝉になって(笑) そうやって、一日中観察したりしてましたね。
蝉にしたら、いい迷惑ですよね、悪さする子供がいて。」(笑)
客席に、小学生の女のお子さんを連れた、若いお母さんがいらっしゃって、どういういきさつで来られたのかとか、
山木さんが2~3度話しかけられていました。 ネットなどで知って、聴いていたそうです。
「こっちの人達(私たち常連)は、介護応援隊で(笑) いや、気持ち的にですよ(笑)
子供は宝だと思いますね。 小さい子がウヤウヤ泣いてたら、あやしたくなりますね。
僕も赤ちゃんの頃は、こんなだったのかなーって。
柱に括り付けておくと、市場から帰って来ても、ずっとそこにいたって、母から聞きましたがね(笑)
今でもあんまり変わらないですね。 酒飲んだら暴れ・・・暴れるってことはないですね。」(笑)
「それでは、次の曲で最後にしたいと思います。」
客席からお約束の「えーーー⁉」
「アンコールがありますから。 一度引っ込んで、また出て来ますから。
(引っ込んでいる間) 機を織っているので、覗かないでくださいね。」(笑)
「10月22日に、新宿区立の新宿文化センターで、50周年記念コンサートをやりますが(拍手)
好きなことを、ずっとやって来て50年。 奇跡ですね。 さっきの、介護応援隊の人たちが、
ずっと応援してくれて、それに応えて歌を作って歌って。
これからも、ひとつよろしくお願いします。」(拍手)
☆10月22日まで、あと66日☆