人1 露舐める老いて失意の蟷螂よ しみじみ舐める露の甘露な味わいは、失意の蟷螂だけが知る。
天6 ひつそりと世にある我と螽蟖 1の蟷螂も自画像と思うが、こちらは室生犀星のような秘めやかな老境が見えてくる。
地13 風吹けば戦の匂ひ砂糖黍 戦の匂いとは、予感のようなものだろうか。少し硝煙の匂いも混じっているような。
地14 砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌 清水径子の「ぽんと肩を叩かれて今日子規忌か」を思い出した。 「砂糖いくつ?」という径子の声が聞こえてくるようです。
人16 流星や少年の掌に金平糖 流星と金平糖はややつきすぎの感はあるけど、孤独な少年には金平糖がよく似合う。
人32 誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇 家族の中で私だけしか読まないということか。秋の薔薇は作者だけが知る神へのラブレターだ。
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人1 露舐める老いて失意の蟷螂よ
しみじみ舐める露の甘露な味わいは、失意の蟷螂だけが知る。
天6 ひつそりと世にある我と螽蟖
1の蟷螂も自画像と思うが、こちらは室生犀星のような秘めやかな老境が見えてくる。
地13 風吹けば戦の匂ひ砂糖黍
戦の匂いとは、予感のようなものだろうか。少し硝煙の匂いも混じっているような。
地14 砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌
清水径子の「ぽんと肩を叩かれて今日子規忌か」を思い出した。
「砂糖いくつ?」という径子の声が聞こえてくるようです。
人16 流星や少年の掌に金平糖
流星と金平糖はややつきすぎの感はあるけど、孤独な少年には金平糖がよく似合う。
人32 誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇
家族の中で私だけしか読まないということか。秋の薔薇は作者だけが知る神へのラブレターだ。