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まり
futakami8042
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このところ涼しい朝が続いていますがまた暑さが戻るのでしょうか。
14 人 月蒼く照らし出されしハズレくじ
ハズレくじの唐突さは何を意味する
17 人 夏の風邪極楽浄土あと一歩
夏風邪は本当に辛いもの
20 地 うつを病む宝石商に夏の闇
うつの宝石商が効いている
26 天 ここに居ぬ人が主役や盆ごころ
お盆は全くその通りです主役はどこ
31 地 そののちも螢訪ひくる父の部屋
父は螢になったのでしょうか
39 人 目覚めれば夏いくさの真っ只中
今も世界中で戦争は続いています
🍇 残暑お見舞い申し上げます 🍇
八月もあと二週間でさらばじや、、
とにもかくにも皆さま、ご自愛のほどを、、
以下、私の選です。よろしく。
10 ハモニカに映る青空敗戦忌 地◯うまいね。せつなさを絵画的にも音でも表現している。
17 夏の風邪極楽浄土あと一歩 地◯最後はそんなふうに逝きたい。
26 ここに居ぬ人が主役や盆ごころ 人◯言われてみれば納得。
27 らむねだま昨日へ明日へからころり 人◯いまここ、郷愁の表出。
31 そののちも螢訪ひくる父の部屋 人◯仄暗い父の部屋を彷彿とさせる。
34 あ、あ、蟻、の、た、隊列、、く、ずれ、ゆく 天◯読点がとても効果的。
【選句と感想】
………久保 隆・8句選
今回も、わたしは8句選としました。【天】は、1句、
【地】は3句、【人】を4句としました。
【人】1 推し活のこころ忙しき心太
“推し活”が、不思議な響きで、心太を撃つ。
【人】3 心太はたりはたりと夢の中
“はたりはたり”の響きが沁みる。
【天】10 ハモニカに映る青空敗戦忌
終戦の日と呼ぶ風潮が漂っている。何を勘違いしているのかと
言いたくなってくる。終戦ではなく敗戦だろうと、叫びたくなる。
【地】25 降りそそぐ観念の中ほたる飛ぶ
“観念の中”は、深い。果たして、ほたるは迷わないだろうか。
【地】27 らむねだま昨日へ明日へからころり
“らむねだま”と、“からころり”の浮遊感がいい。
【人】36 夏草生え父母の墓覆いしか
“父母の墓”は、わたしにとって遠い彼方を浮遊している。
【人】39 目覚めれば夏いくさの真只中
“夏いくさ”が、浮遊していくイメージがいい。
【地】40 蛇行する川のほとりの麦わら帽子
“蛇行する川”にイメージが注がれていく。
(人)5 しみしみとなにも残さぬ心太
「しみしみ」と「なにも残さぬ」との組み合わせが面白い
(人)22 鶴を折る少女蝕むピカの影
原爆は人類の脅威だけでなく、特に小さな体を「蝕む」病いをもたらしたことを思い出したい八月
(地)26 ここに居ぬ人が主役や盆ごころ
やはり死者は主役、ですね。
(人)27 らむねだま昨日へ明日へからころり
「からころり」は「らむねだま」にぴったり
(地)29 耳すませば吃音もをり蝉時雨
吃音の蟬… 聞いたことはないが、それは耳をすましていないからかもしれない。
(天)32 原爆忌真白き髪で川わたる
原爆が落ちた後、広島の川は身体(死者も死にかけている人も)で埋め尽くされていたという。だから「原爆忌」と「川」を出せば、その風景が蘇る。「真白き髪」の人は幻?山姥?リアルで幻想的な句。
燈の6句選です。
人10 ハモニカに映る青空敗戦忌
わが父は少年の頃からハモニカを吹いていたらしくとても上手だった。母は晩年ハモニカ教室に通ってまし
た。ハモニカは郷愁の楽器です。
天12 病めば青き生の匂ひや青りんご
病んで病床にいるとき、青りんごの匂いの鮮烈さ、つまり、生のかけがえのなさが初めてわかるのかもしれ
ません。青りんごが子どもの頃、大好きでした。
人30 唖蝉の鳴きつのる夜や闇深し
「唖蝉」とくれば、重信の「この夢如何に青き唖蝉と日本海」を思い出さずにはいられません。「唖蝉が鳴
きつのる」には脱帽です。
地34 あ、あ、蟻、の、た、隊列、く、ずれ、ゆく
なんといっても、この表記のチャレンジに一票です。俳句はいろんな可能性を秘めて存在している詩型であ
ることを忘れたくないですね。
地40 目覚めれば夏いくさの真只中
まさかの事態があっけなく現実となり、暗澹とするばかりの今日この頃です。この句は私たちの恐ろしいこ
の夏を描いていると思います。
人40 蛇行する川のほとりの麦わら帽子
幼い頃、家族で川遊びに出かけたことを思い出しました。蛇行する川の淵で父は泳ぎました。母はその父を
見つめていたような。なぜか寺山修司の「わが夏帽どこまで転べども故郷」を思い出しました。
いま秋田に帰省中で、PCがなくて上手く感想が書けるか怪しいのですが、どうぞご容赦下さい。
(人)3 心太はたりはたりと夢の中
はたりはたりの響きが快い
(人)5 しみじみとなにも残さぬ心太
なにも残さぬ、がいい
(地)17 夏の風邪極楽浄土あと一歩
確かにあと一歩まで迫りました
(人)27 らむねまだ昨日へ明日へからころり
からころり、ラムネの音ですね
(天)31 そののちも螢訪ひくる父の部屋
「父」、まだやり残したことがあるとみた
(地)38 八月のつくづく月の見つからぬ
月はいずこへいったやら
皆様
おはようございます。今月は燈の12点句 31 そののちも螢訪ひくる父の部屋 燈(月犬【地】、万【天】、水天【人】、順子【地】、まり【人】、獨鬼【天】)12 がトップでした。ありがとう!! つづくは獨鬼さんの9点句、26 ここに居ぬ人が主役や盆ごころ 獨鬼(月犬【人】、水天【地】、順子【天】、まり【人】、MM【地】)9 月犬さんの8点句2句が追いかけました。どうぞじっくりごらんください。今月も月犬さんが集計を手伝ってくれました。感謝。まとめにミスがありましたら、ご一報ください。 燈
【心太】
1 推し活のこころ忙しき心太 獨鬼(隆【人】)1
2 心太こどもの頃から苦手だった 順子
3 心太はたりはたりと夢の中 MM(隆【人】、獨鬼【人】)2
4 一本の箸で吻(す)くふやところてん 水天(万【地】)2
5 しみじみとなにも残さぬ心太 万(水天【地】、MM【人】、獨鬼【人】)4
6 心太突き(てんつき)は父の工作第一号 燈
7 人生は曲がりくねつてところてん まり(月犬【人】)1
8 心太すすれど父に海遠し 月犬
【青の漢字】
9 紺碧のコンペイ糖売る夏祭り 万
10 ハモニカに映る青空敗戦忌 月犬(万【人】、水天【人】、まり【地】、隆【天】、燈【人】)8
11 銀漢めざす紺碧のすべり台 燈
12 病めば濃き生の匂ひや青りんご まり(月犬【地】、燈【天】)5
13 その青のこころもとなし走り蕎麦 水天
14 月蒼く照らし出されしハズレくじ 獨鬼(順子【人】)1
15 そうだそうだうなずき合い青蜥蜴 MM
16 竜の髭碧色の実と聞きしかど 順子
【病】
17 夏の風邪極楽浄土あと一歩 MM(月犬【人】、万【人】、順子【人】、まり【地】、獨鬼【地】)7
18 病葉が音なく落ちて人と逢う 順子(月犬【地】)2
19 病葉を褥に顕信永遠に生き まり(水天【人】)1
20 鬱を病む宝石商に夏の闇 月犬(順子【地】)2
21 秋の夜の神経衰弱がおおづめ 燈
22 鶴を折る少女蝕むピカの影 獨鬼(MM【人】)1
23 老人や脊柱管にスコールが 万
24 友見舞ひ祭の山車に出つくわす 水天
【雑詠】
25 降りそそぐ観念の中ほたる飛ぶ 順子(隆【地】)2
26 ここに居ぬ人が主役や盆ごころ 獨鬼(月犬【人】、水天【地】、順子【天】、まり【人】、MM【地】)9
27 らむねだま昨日へ明日へからころり 燈(万【地】、まり【人】、隆【地】、MM【人】、獨鬼【人】)7
28 夏だから冷えた戦争なつかしむ MM
29 耳すませば吃音もをり蝉時雨 まり(MM【地】)2
30 啞蟬の鳴きつのる夜や闇厚し 獨鬼(燈【人】)1
31 そののちも螢訪ひくる父の部屋 燈(月犬【地】、万【天】、水天【人】、順子【地】、まり【人】、獨鬼【天】)12
32 原爆忌真白き髪で川わたる 万(MM【天】)3
33 キチキチノ四方ニキチキチ墓ノ前 水天
34 あ、あ、蟻、の、た、隊列、、く、ずれ、ゆく 月犬(水天【天】、まり【天】、燈【地】)8
35 ピョンと跳ね死後へ案内ミチオシエ まり(月犬【人】)1
36 夏草生え父母の墓覆いしか 万(隆【人】)1
37 空耳のやうにかすかな滝の音 月犬(万【人】)1
38 八月のつくづく月の見つからぬ 水天(獨鬼【地】)2
39 目覚めれば夏いくさの真只中 MM(順子【人】、隆【人】、燈【地】)4
40 蛇行する川のほとりの麦わら帽子 順子(隆【地】、燈【人】)3
来月の出題は、万さんです。
今月中に掲示板に書き込んでください。
よろしくお願いいたします。 燈★
万様
ところてん 一本箸
これで検索してみてください。
諸説が出てきて面白いですよ。
水天さま
なるほど、ところてんを一本箸で食べる習慣があったのですね!
びっくりです。やってみたくなりました。
なかなか粋な食べ方かも。
暑い暑いと言っていたら、もう9月なんですね。やっぱり暑いけれど。
9月のお題です。
1・ 秋の虫のいっさい
2・ 「糖」という漢字を使って
3・ 「楽器」を詠みこんで
あとは自由2句です。よろしくお願いいたします。
万さん 出題ありがとうございます
みなさま 投句締切は9月15日24時です
燈の個人メールまで よろしくお願いいたします ご投句お待ちしてまーす 燈
みなさま
涼しい朝です。9月の夢殻句会をはじめます。出題は万さん。8名40句が集まりました。天地人方式でいきます。天(3点)1句、地(2点)2句、人(1点)計6句を選んでください。選句締切は17日22時。掲示板に直接書き込んでください。清記にミスがありましたらご一報願います。 燈
【秋の虫】
1 露舐める老いて失意の蟷螂よ
2 存在論の隙間奏でぬ秋の虫
3 赤とんぼだからとんぼ返りも赤
4 邯鄲の声を纏ひて夢まくら
5 今宵また母がつれくるちちろ虫
6 ひつそりと世にある我と螽斯
7 とんぼ追うズボンの裾をたくし上げ
8 アキアカネ群れ飛ぶ夕暮へかへらん
【糖】
9 廃屋の月光まみれの砂糖壺
10 秋の日の毀れそうなる砂糖菓子
11 妣は食む糖度幽けき無花果を
12 さらさらと砂糖かけたし金木犀
13 風吹けば戦の匂ひ砂糖黍
14 砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌
15 無神論侃侃諤諤無糖珈琲
16 流星や少年の掌に金平糖
【楽器】
17 妹と並んで弾いたね秋のオルガン
18 ヴィオロンのトレモロかなでよ秋の水
19 鎮魂のチェロや九月十一日
20 水のごと秋は来にけりチェロ鳴れば
21 人に午後秋愁といふチェロソナタ
22 編み笠と三味と胡弓や風の盆
23 鳴りくるは誰が弔鐘か秋の虹
24 生国は琴座セイタカアワダチソウ
【雑詠】
25 ぐんにゃりと夏バテ我とマヨネーズ
26 またや見ん世にあるわれの今朝の秋
27 シュート外れ終わりし夏の恋ひとつ
28 人か枯れ葉か落ちに落ちてあの日は
29 コスモスや心に深い沼がある
30 秋めくや一炊の夢見ぬままに
31 月光の電話ボックス海に向き
32 誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇
33 稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ
34 盗人萩監視社会の外側に
35 案山子か廃人それとも俳人か
36 夜鴉の闇を塗りたる無月かな
37 星月夜からりと天窓開けにゆく
38 割かば咲くいちどきに無花果の花序
39 悲しい日細い月うたう八木重吉
40 遠くからひきづつてくる思ひ草
260917水天妄選
あ! 一番乗り?
人1 露舐める老いて失意の蟷螂よ
――オスを喰った後のメスのようにも
地14 砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌
――糸瓜忌の紅茶に消ゆる角砂糖 秋元不死男 を踏まえたか?
天16 流星や少年の掌に金平糖
――とんだ星を見事キャッチ。南蛮菓子!
人33 稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ
――ああ上野駅、帰りなんいざ……
人37 星月夜からりと天窓開けにゆく
――願わくばからりとした星月夜が見たい
地39 悲しい日細い月うたう八木重吉
――素朴な琴ならぬ素朴な三日月か?
二番乗りです!
9 (地) 廃屋の月光まみれの砂糖壺 幻想的でいいなぁ。その砂糖壺には何が入っているのやら。
13 (人) 風吹けば戦の匂ひ砂糖黍 ざわわーざわわーと畑の黍は泣くのです。戦争がそこまでやってきているのです
15 (人) 無神論侃侃諤諤無糖珈琲 思わず笑ってしまいました!最後の無糖珈琲にやられました。
31 (地) 月光の電話ボックス海に向き この句も幻想的でちょっと怖くて哀しい。そこがいいのです。
33 (人) 稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ 「夜汽車」が懐かしい響き。寂しい帰郷なのです。
40 (天) 遠くからひきづつてくる思ひ草 「遠くからひきづつてくる」が秀逸。鬱の日の「思ひ」
2 存在論の隙間奏でぬ秋の虫【地】
う〜む、存在論にモヤモヤしてくるが、そこがいい。
13 風吹けば戦の匂ひ砂糖黍【人】
オキナワはいつもヤマトに裏切られ戦地となり蹂躙される。
22 編み笠と三味と胡弓や風の盆【人】
阿波踊りが嫌いなワタシだが、風の盆の哀愁は好き。
31 月光の電話ボックス海に向き【天】
この光景、どこかにありそうな気がする。夢の中かもしれない。月と海と電話ボックス。主張の強いものが3つも並ぶとうるさいはずなのに、この静けさは貴重。
35 案山子か廃人それとも俳人か【人】
徘徊老人かと。
40 遠くからひきづつてくる思ひ草【地】
思い草は見たことがありません。写真で見ましたが可憐な花ですね。
今回も、わたしは8句選としました。
【天】は、1句、【地】は3句、【人】を4句としました。
【人】4 邯鄲の声を纏ひて夢まくら
“邯鄲の声”に誘われて戴きました。
【人】9 廃屋の月光まみれの砂糖壺
“月光まみれ”は、凄い。驚いてしまう。
【天】16 流星や少年の掌に金平糖
なにか、いいようのないメルヘンに惹かれてしまった。
【地】17 妹と並んで弾いたね秋のオルガン
情景が、直ぐに浮かんできそうだ。
【地】29 コスモスや心に深い沼がある
“深い沼”が様座なことを喚起する。
【地】31 月光の電話ボックス海に向き
“月光”から“電話ボックス”、そして、“海”へと
視線は誘導されていく心地よさ。
【人】33 稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ
“夜汽車”には、やはりロマンがある。
【人】37 星月夜からりと天窓開けにゆく
誰が、天窓を開けにゆくのだろうか。
🍇 ここ涼しい日が続き楽でしたが、
今日は暑かった。「秋暑し」という季語を思い出した。
以下、私の六句選です。よろしく。
13 風吹けば戦の匂ひ砂糖黍 地◯ざわわざわわ昔海の向こうから戦がやってきたの歌詞を思い出した。
24 生国は琴座セイタカアワダチソウ 人◯「生国は琴座」に一票。
26 またや見ん世にあるわれの今朝の秋 人◯我等こういうお年頃になりました。
27 シュート外れ終わりし夏の恋ひとつ 人◯お若いのう、、
31 月光の電話ボックス海に向き 天◯幻想と現実の境目にあるような景。
40 遠くからひきづつてくる思ひ草 地◯「思ひ草」が効いた。
6句選
ですが本当に甲乙付け難しでした
【天】 2 存在論の隙間奏でぬ秋の虫
【地】 14 砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌
【人】 21 人に午後秋愁といふチェロソナタ
【人】 30 秋めくや一炊の夢見ぬままに
【人】 33 稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ
【地】 37 星月夜からりと天窓開けにゆく
獨鬼六選です。
どの句も天でも地でも人でもよいような、甲乙付けがたく、力業の選句です。
【人】6 ひつそりと世にある我と螽斯
ふと我を振り返ってみました。荒れ庭の螽蟖とともに。
【人】17 妹と並んで弾いたね秋のオルガン
秋こそオルガンの音が似合うかも。
【地】31 月光の電話ボックス海に向き
昔、東日本大震災の被災地で死者や行方不明の人たちに語りかけるための電話ボックスがあった、というテレビ番組を見た覚えがある。
【地】32 誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇
秋の薔薇は、愛と犠牲に十字架に欠けられたキリストの真っ赤な血、殉教者の血ということだろうか。
【天】33 稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ
古里へ帰れなかった人の魂を乗せて、北へ北へと進む夜汽車が浮かぶ。
【人】35 案山子か廃人それとも俳人か
俳人は見る者、観察する者で案山子もただただ見る存在、「人に非ず」とは廃人であり俳人の謂いあり、また徘徊者こそ俳諧を担う者、ということか。
2 存在論の隙間奏でる秋の虫(地)
存在論はすかすか、隙間だらけかもしれない。その隙間から秋の虫の声が聞こえてくるなんて、いいですね。
12 さらさらと砂糖かけたし金木犀(人)
金木犀の香で秋が来たことを知るので、大好き。砂糖かけてもいいし…
15 無神論侃侃諤諤無糖珈琲(人)
視覚的に楽しい句だ。思わず笑ってしまう。
25 ぐんにゃりと夏バテ我とマヨネーズ (人)
夏バテはまさにこういう感じ。
32 誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇(天)
この頃、特にアメリカで聖書の歪んだ使い方が目につく。いっそうのこと、読まないで薔薇を挟んだ方がましだと思う。
34 盗人萩監視社会の外側に(地)
この句で初めて「盗人萩」のことを知った。名前からして社会の余白にいるという感じで、外から眺めている。「監視」しているのではなく、ただ眺めている。
人1 露舐める老いて失意の蟷螂よ
しみじみ舐める露の甘露な味わいは、失意の蟷螂だけが知る。
天6 ひつそりと世にある我と螽蟖
1の蟷螂も自画像と思うが、こちらは室生犀星のような秘めやかな老境が見えてくる。
地13 風吹けば戦の匂ひ砂糖黍
戦の匂いとは、予感のようなものだろうか。少し硝煙の匂いも混じっているような。
地14 砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌
清水径子の「ぽんと肩を叩かれて今日子規忌か」を思い出した。
「砂糖いくつ?」という径子の声が聞こえてくるようです。
人16 流星や少年の掌に金平糖
流星と金平糖はややつきすぎの感はあるけど、孤独な少年には金平糖がよく似合う。
人32 誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇
家族の中で私だけしか読まないということか。秋の薔薇は作者だけが知る神へのラブレターだ。
おそくなってすみません。送信したつもりが、エラーになってたみたいです。
皆様 おはようございます。今日は晴れた東京です。今月のトップは、あらら、燈の「31 月光の電話ボックス海に向き」が12点いただきました。恐縮です。つづくは7点句が3句、まりさんの「2 存在論の隙間奏でぬ秋の虫」月犬さんの「16 流星や少年の掌に金平糖」燈の「40 遠くからひきづつてくる思ひ草」でした。以下、どうぞじっくりご覧ください。今月も月犬さんが集計を手伝ってくれました。感謝感謝。まとめにミスがありましたら、ご一報ください。 燈★
【秋の虫】
1 露舐める老いて失意の蟷螂よ 月犬(水天【人】、燈【人】)2
2 存在論の隙間奏でぬ秋の虫 まり(月犬【地】、順子【天】、MM【地】)7
3 赤とんぼだからとんぼ返りも赤 MM
4 邯鄲の声を纏ひて夢まくら 獨鬼(隆【人】)1
5 今宵また母がつれくるちちろ虫 万
6 ひつそりと世にある我と螽斯 水天(獨鬼【人】、燈【天】)4
7 とんぼ追うズボンの裾をたくし上げ 順子
8 アキアカネ群れ飛ぶ夕暮へかへらん 燈
【糖】
9 廃屋の月光まみれの砂糖壺 燈(万【地】、隆【人】)3
10 秋の日の毀れそうなる砂糖菓子 順子
11 妣は食む糖度幽けき無花果を 水天
12 さらさらと砂糖かけたし金木犀 万(MM【人】)1
13 風吹けば戦の匂ひ砂糖黍 獨鬼(万【人】、月犬【人】、まり【地】、燈【地】)6
14 砂糖いくつと問われ今日は糸瓜忌 MM(水天【地】、順子【地】、燈【地】)6
15 無神論侃侃諤諤無糖珈琲 まり(万【人】、MM【人】)2
16 流星や少年の掌に金平糖 月犬(水天【天】、隆【天】、燈【人】)7
【楽器】
17 妹と並んで弾いたね秋のオルガン 順子(隆【地】、獨鬼【人】)3
18 ヴィオロンのトレモロかなでよ秋の水 万
19 鎮魂のチェロや九月十一日 MM
20 水のごと秋は来にけりチェロ鳴れば 月犬
21 人に午後秋愁といふチェロソナタ まり(順子【人】)1
22 編み笠と三味と胡弓や風の盆 獨鬼(月犬【人】)1
23 鳴りくるは誰が弔鐘か秋の虹 水天
24 生国は琴座セイタカアワダチソウ 燈(まり【人】)1
【雑詠】
25 ぐんにゃりと夏バテ我とマヨネーズ まり(MM【人】)1
26 またや見ん世にあるわれの今朝の秋 水天(まり【人】)1
27 シュート外れ終わりし夏の恋ひとつ 順子(まり【人】)1
28 人か枯れ葉か落ちに落ちてあの日は MM
29 コスモスや心に深い沼がある 月犬(隆【地】)2
30 秋めくや一炊の夢見ぬままに 獨鬼(順子【人】)
31 月光の電話ボックス海に向き 燈(万【地】、月犬【天】、隆【地】、まり【天】、獨鬼【地】)12
32 誰も読まぬ聖書にはさむ秋の薔薇 万(獨鬼【地】、MM【天】、燈【人】)6
33 稲妻や夜汽車で帰る魂ひとつ 月犬(水天【人】、万【人】、隆【人】、順子【人】、獨鬼【天】)7
34 盗人萩監視社会の外側に まり(MM【地】)2
35 案山子か廃人それとも俳人か MM(月犬【人】、獨鬼【人】)2
36 夜鴉の闇を塗りたる無月かな 獨鬼
37 星月夜からりと天窓開けにゆく 万(水天【人】、隆【人】、順子【地】)4
38 割かば咲くいちどきに無花果の花序 水天
39 悲しい日細い月うたう八木重吉 順子(水天【地】)2
40 遠くからひきづつてくる思ひ草 燈(万【天】、月犬【地】、まり【地】)7
来月の出題は燈です。今月中に書き込みます。
燈→MM→順子→水天→月犬→獨鬼→まり→万 この順番で回していきますので
よろしくお願いいたします。 燈★
おまたせしました。10月の出題です。
一字織り込み 「香」
季語 「秋の果物」
新趣向 「友」をテーマに1句
出句 以上の3句に自由詠2句、計5句
締切 10月15日(木)24時
燈の個人メールまで投句してください。
ご参加、お待ちしています。
燈★