夢殻句会

新しい夢殻句会の掲示板 / 71

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獨鬼 2026/05/17 (日) 19:54:05

苦選とは、まさにこのこと。どの句を選んでも良いような句が多く、選ぶのに苦労しました。
よって選句ではなく、以下が苦選の結果となりました。

【天】1  母の日に傷つく少年花は買わない
    子どもの頃、学校で母へカーネーションのブローチ(だったか)を買わされたが、母の無い子は赤ではなく、白いカーネーションだった。こどもごころにも白いカーネーションが無惨に思えたことを思い出した。
    それと13の句から「時には母のない子のように」が蘇った。あれは寺山修司の作詩。

【人】4  母の日の鏡にうつる父の顔
  鏡にうつる自分の顔か、めっきり存在感の薄くなった父親の顔か。

【地】13   喪失や修司訛りで詠む五月
  五月に生まれて、五月に死す。「われらに五月を」とは。

【地】30   金雀枝やふふふっと死が歩み寄る
    「ふふふっと」の不気味さが、大好きです。

【人】32   狐眼の女大将クニこわす
  狐眼の作り笑いの底にある恐怖。日本列島を強くするとは、災害から強くなることの  方が大事では?

【人】34   讃美歌三百一番五月闇
   助けはいずかたよりきたるか。
      ああ神よ、と叫びたし。

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