ksusumu様
昨日はお招きいただいてありがとうございました。
格段に進歩を遂げたKさんの音に驚かされました。ワンランクアップどころではなくツーランクアップという感じでしょうか。
伺うところによりますと、パワー管にPM24Dを採用されたことでワンランク、初段管周りの抵抗値を変えたことでツーランクそれぞれアップしたということでしょうか。
チェリビダッケとクレンペラーのステレオ盤は私好みの「さえざえと鳴る音」でありましたし、豊かに部屋を満たす音はとても素晴らしいものでした。
私と同様に電気回路に精通していないKさんですが、よくぞここまでの音を作り上げたものだと、その熱意に最大限の拍手を送りたいと思います。
その一方でご友人からのフルトヴェングラーのLPが上手く鳴らないとこぼしておられましたが、装置が良くなってくると、悪いカッティングのLPはその悪さそのままに再生されるという典型的な見本なのだと思います。
フルトヴェングラーのLPは大変よく売れるということで、ダビングを重ねたような劣悪な音源までも数多くLP化されましたし、時間がたってからの再版LPではやむを得ないことだと思います。
私の持ち込んだウラニアのエロイカにしても、マトリックス刻印によって4種類あると言われていますが、あとからプレスされたものはかなり鮮度が落ちると言われています。
昔の録音であればあるだけその違いが顕著に出るわけで、多くのLPコレクターが初期盤にこだわるのもこんな理由からだと思われます。
(ウラニアのエロイカは1953年発売、メロディア盤初版は1960年ですから、やはり人気が集中するわけです)
最初期盤LPは異常ともいえるほどの高値となっていますが、二版、三版あたりでも結構よい音がしますし、こなれた価格で入手できます。Kさんのところでもそんなことも考慮する時期に来ているのかもしれません。
あの音はそんなことを十分に感じさせるレベルに達しているのではと、そんなことを感じながら帰ってきました。
Shigetaさま
オーディオ愛好家というだけでなく、演奏会にも頻繁に通っておられる経験豊富なShigetaさんから、我が家の箱庭オーディオの音質をお褒めいただけるというのはとても嬉しいことです。色々と拘って自分好みの音にしている訳ですが、第三者の同好の士から音質が良くなったと評価されると、努力が成果に結びついたことに喜びを覚えます。
また採点をお願いいたします。ありがとうございました。