Shigetaさま
まだまだ暑い日が続きますが、お元気でいらっしゃいますか?
先日、Marantz7の部品を調達したあるオーディオ店の技術系の年配店主と電話で話していたところ、復刻バージョンはマランツが外注して作らせたものだから配線がオリジナルに比べて雑だとか、ボリュームのクラロスタットもメキシコに工場を移管して作らせたものだ・・・・など、オリジナルが最高だと言ってこちらが大切にしているアンプを貶すものですから、久しぶりにカチンと来て閉口しました。妻がいつも言っていますがオーディオ愛好家は変わった人が多いと言うのはその通りかもしれませんが、技術系の方はさらにその上かもしれません。
確かにオリジナルの状態を維持した個体の音質が良いのはわかりますが、小生がレプリカを購入した2002年ごろでも完全メンテナンス品と謳った個体が50万近い値段で販売されており、もし購入できたとしてもどこまで安心して使用できるか分からないものが大半だと感じておりました。
その点、復刻バージョンは音質の肝となるコンデンサーとセレンは新しいものが採用されておりますが、ボリュームやブロックコン(流石にSPRAGUEには断られてマロリーに変更したそうです)などはオリジナル通りの新しいもので生産されていますので、その分各パーツに寿命が来ているオリジナルに比べて安心して楽しめると思い購入しました。
現在では復刻バージョンも生産後30年近く経過しておりますので、今回の補修パーツの調達となったわけですが、SPRAGUEブラックビューティーはかろうじて入手できたものの、FPタイプブロックコンデンサーは当時の10倍以上の値が付く貴重品となっており、ボリュームのクラロスタットに至ってはほとんど入手不可の状態で諦めました。
コンデンサーを付け替えるくらいは何とかできますが、それでもハンダ付けの仕上がりが悪くてがっかりすることが多いです。