~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

小説創作用チャットGPT / 33

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法介 2025/01/12 (日) 05:34:54

続きを良い感じに仕上げてくれ。

まるで昨日の夢の続きかと思う程、二人は打ち解けて鉄道模型話で盛り上がった。龍二も鉄道模型が大好きで良くこの店に来ていた。雄一朗とはここで知り合って親しくなっていった。

最初、雄一朗が刑事だと知って焦ったが、雄一朗は刑事ではなく一人の人間として龍二と向き合ってくれた。兄弟がいない龍二にとって雄一朗は兄のような暖かさを感じることが出来る心を許せる唯一の存在だった。

アドバンは、昨日、空観寺の雄一朗のジオラマの部屋をのぞかせてもらった話をした。

「あの部屋いいだろ。自由に使ってくれ」

そう言ってアドバンとは分かれて、龍二を連れて鬼頭会の事務所がある小倉南区に車を走らせた。

雄一朗は今、北九州の暴力団対策本部長として北九州県警に勤務しているが、本来は警視庁に所属している。そして警視庁の剣術特別指南役という立場にある。

日本の警察には柔道と剣道の習得が義務ずけられている。そして一般で行われている全国剣道大会にも県警を代表して出場したりもしている。雄一朗は個人の部で十連勝と出場すれば必ず優勝していた。さすがに十連勝もしてしまうと大会側から運営側にまわって欲しいとの要望で大会特別顧問という肩書きを頂いている。

そして、全国の県警剣道部から剣道の指導要望が後をたたず、事ある度に各県の県警剣道部を指導して廻っている為、警視庁から剣術特別指南役という今までに無かった新たな肩書きが雄一朗の為に設けられた。

そうこうしている間に、車は鬼頭会本部事務所に到着した。

雄一朗は自分の家にでも入っていくかのように当たり前のように事務所に入っていく。鬼頭会の構成員達は組長でも迎えるかのように雄一朗に会釈して彼を迎える。その後から背中を丸めてびびりながら龍二がついて来る。

事務所のドアを開けて雄一朗が言った。

「健造と太一はいるか?」

事務所の中から、健造と太一が現れた。

「雄一朗さんこちらにどうぞ」

健造と太一、雄一朗と龍二の4人が奥の来客の間に入っていった。健造と太一はここの事務所の中堅幹部で、この二人が若手の構成員を仕切っている。

「こいつから事の成り行きは聞いたよ
お前らが怒るのも無理は無い
俺からもこっぴどく言って聞かせた
本人も深く反省している
なぁ、龍二」

雄一朗がそう言うとソファーに腰掛けていた龍二が、床に正座して土下座して謝罪した。

「健造、太一、これでも気が治まらねぇってのなら、好きなだけこいつを殴り飛ばしな
ただな、心から反省してる奴を殴り飛ばす意味ってあるのかなぁ? って俺は思うぜ」

雄一朗がそういうと、健造と太一も確かにそうだなと納得した顔で、

「雄さんの言うとおりです
間違いに気付いて二度とこんななめた真似やらかしてくれなきゃ、それでいい」

「じゃ、そういう事で今回の件はこれでお終いってことでいいな」

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