法介
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2025/01/12 (日) 11:45:14
次の章は、も少し肉付けしたい個所なんだ。
チャッピーのセンスでいいように脚色してみてくれ。
五輪の書
アドバンは、北九州に出向いた際、足がない不便さを感じた。そして自身の愛車「マイバッハ」を送るよう部隊に要請していた。
普段はスピード・キングが運転を担当するのだが、私用の際はアドバン自ら運転もする。しかし、ここは不慣れな異国の地。届いた「マイバッハ」の運転をアフロに任せる事にした。
戦闘機乗りであるアフロは、こういった部類の乗り物の運転には目がない。
「キングがいつも運転しているマイバッハだな」
「ついに俺様が運転する時が来たか」
「物足りなかっただろう、キングの運転じゃ」
車に一人、話かけているアフロにアドバンがマイバッハのキーを投げ渡した。
そこに一台のランクルがやって来た。トヨタ・ランド・クルーザー・70。古い旧車デザインの四駆だ。四駆といっても四駆界の横綱と言うだけあってボディはかなりでかい。
降りてきたのは、雄一郎。
「よう、アフロ久ぶりだな、元気でやってるか?」
「雄一郎さん、また老けたんじゃね?」
「うるせい、色々と苦労が多いんだよ」
そんなたわいもない会話が弾む。今日はアドバンのマイバッハをアフロが運転し、雄一郎のランクルと二台で九州が誇る日本の名城、熊本城までドライブを組んでいた。
雄一郎のランクルには、陽次郎が乗り込む。
「親父、危なかったんだってな」
「バイパス手術したから、もう大丈夫
今は、病院で安静にしてるよ」
「そうか、良かった」
久しぶりの兄弟の再開に、こちらも色々と話が弾む。
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