法介:参考になるストーリー設定を伝えておく。
マリー・ガーランドの父親は優秀な科学者だった。
しかし、マリーが幼いころマリーの両親が乗った航空機が謎の事故にあい、マリーは孤児となる。
その謎の航空機事故を担当していたケイク・アートという人物がマリーを引き取り、友人のアロハー・Bisonの家にあずけて面倒をみることになる。だからアフロとマリーは兄妹のようにして育った。
ケイクは元CIA調査員だったが、特殊部隊ジャスティスの創立メンバーの一人。
特殊部隊ジャスティスは以下の組織によって作られた。
世界は流動的で、常に変化し続けている。しかし、変化の中に「安定」がなければ、人は継続的な活動を行いがたい。かつて、安定した社会を誰よりも求めたのは、大商人たちであった。彼らは多額の資本を有するがゆえに、安定した社会でこそ、危険を考慮する必要もなく、多額の収益を上げることができる。
そしてそれは、現代であっても変わりはない。国、民族、宗教を問わず、安定して商業活動に専念することを望んだ者たちが、手をとりあって築き上げた組織がある。後に「バランス・オブ・チェンジ」と呼ばれるようになるこの組織は、変化し続ける世界を常に正確に認識し、それゆえに、恒久的な安定ではなく、変化の中での安定を求める。その結果、突出した者が存在しない世界、均衡した世界を望むに至った。彼らの考え方は、まさに組織の名称に反映されている。
そこに属するものに、国籍や言語、民族や宗教といった壁はない。彼らはただ、動き続ける世界の安定を求める。彼らは世界の安定を脅かす、均衡をゆるがす者を憎む。彼らの唯一の理念、均衡した世界への欲求は、平和と安定した世界を守ることに闘志を燃やす、各国の特殊部隊や警察に所属する者の中でも、特に正義感の強い者たちから共感を得た。自らが愛する世界を守るために、自らが生きる世界を守るために、もともとが大商人の集まりから始まった、同業者組合的な組織だけに、「バランス・オブ・チェンジ」の活動資金は潤沢である。
彼らは世の中に存在する三つの力のうち、カネと知恵を既に手にしていた。そして、彼らは自らの理念を実行に移すために、残る一つの力である武力を求めた。そして、自らが所属する組織に満足のできない、正義感にあふれる有能な人材たちも、「バランス・オブ・チェンジ」のもとへ集ってきた。
国家犯罪、国際テロ、国際マフィア、といった世界的規模での犯罪がさまざまな形で横暴している今日に於いて、それを取り締まる法として国際法が存在する。が、しかしそれはあくまで慣習法であって実際にそれらを取り締まる機関は存在しない。国際協調や民族問題、宗教問題、国家風習の違いなど多種多様で、国連が抱える問題はどれも簡単な課題ばかりで無く、国家の威厳に関わる重大な要素を多く含んでいる事も多い。そのような国際的問題や犯罪を取り締まるには、どうしても表には出せない重大な情報が絡んできたり、国民心情を必要以上に逆なでるような事態すら巻き起こしてしまう。そのような事態を避ける為に国連は今日まで、決して表に出さない方法で世界の秩序を正してきた。
そこに常に関わって来たある機関がある。
「バランス・オブ・チェンジ」の資金力と多彩な人材力によって創られたその組織は、FBI、CAI、DELTA FORCE、SWAT、KSK、GSG-9、など各国を代表する情報局、特殊部隊のOB、もしくは自らが所属する組織に満足できず、何者にも屈しない真の意味での正義を貫くべく集ってきた精鋭達で、FBI長官やCAI長官経験者も組織の上層部に名前を連ねる。その為、各機関との繋がりも深く世界中の情報が彼らの元に集結している。