~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『Wild-Bison』第二部 後編 / 96

175 コメント
views
96
法介 2025/01/15 (水) 19:59:06

長い 長い 坂を 登って 後を 見てごらん
誰も いないだろう
長い 長い 坂を 下りて 後を みてごらん
皆が 上で 手を ふるさ

きどった仕草が したかった アンタ
鏡を みて ごらん
きどった アンタが 映ってるじゃないか
アンタは 立派な 人さ

空を 飛ぶのは 鳥に 羽があるから
ただ それだけのこと
足が あるのに 歩かない俺には
羽も 生えや しない

激しい 激しい 恋を している俺は
いったい 誰のもの

自分じゃ 言いたいのサ
君だけの俺だと 君だけのもの なんだよと

裏切りの 恋の中で
俺は 一人 もがいている
はじめから だます つもりで いたのかい
僕の 恋人ヨ

人の命が 絶える時が来て
人は 何を 思う
人の命が 生まれる時には
人は ただ 笑うだけ

古い船には 新しい水夫が
乗り込んで 行くだろう
古い船を 今 動かせるのは
古い水夫じゃ ないだろう

なぜなら 古い船も 新しい船のように
新しい海へ でる
古い水夫は 知っているのさ
新しい海の こわさを

いったい
俺たちの 魂の ふるさとってのは
どこに あるんだろうか
自然に 帰れって 言うことは
どう言うこと なんだろうか

誰かが 言ってたぜ

俺は人間として 自然に生きているのさ
自然に生きるって わかるなんて
なんて 不自然なんだろう

孤独を いつの間にか
さびしがりや と 感違いして
キザな セリフ を ならべたてる
そんな 自分を みた

悲しい男と 悲しい女の
いつも ひとりごと
それでも いつかは
いつものように 慰めあっている

通報 ...