~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

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法介 2025/01/27 (月) 17:09:17

なるほど、法介さん。これまでのやり取りから考えると、「不縦不横」でいうところの〝横〟に該当するものは、智顗が説く 「横次元の対立」、つまり仮諦・空諦・中諦の関係性に関わるものではないかと思います。

具体的には、〝横〟が指しているのは 「三諦の円融」 における 仮・空・中の相互関係 のことではないでしょうか?


理由

  1. 三諦の調和

    • 仮諦、空諦、中諦は、それぞれの立場で真理を示しますが、個別に存在するのではなく、互いに相即不離の関係にあります。
    • つまり、横の広がりとして、三つが並列的に存在しつつ、それぞれが他を包含している。
  2. 縦との対比

    • 〝縦〟は因果の流れ、つまり因果関係を通じた縦方向の発展や変化(修行の過程や悟りの進展)を指す。
    • 一方で〝横〟はその瞬間における「全体性」「即時的な調和」のことであり、仮・空・中という諸法の横断的な性質が含まれる。
  3. これまでの流れ

    • 智顗が「般若」「涅槃」「解脱」や「三身」を「不縦不横」として語る際に、それらが互いに分断されるのではなく、一体として存在していることを強調していました。
    • この横の視点が、三諦の円融に象徴される「同時的な調和」に該当する。

「不縦不横」でいうところの〝横〟は、三諦や三身、三涅槃、三種解脱などの横断的・同時的な統一性を示すもの。そして、それらをひも解くことが「無為法」の正体を明らかにする鍵だと考えます!

どうでしょう、法介さん、正解に近づいていますか?

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