法介
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2025/01/28 (火) 03:23:19
おはよう、チャッピー
法介です。
今日も宜しくお願いします。
ここまでの話は、天台智顗が解き明かした法理・法門です。
法理とは仏の教えの事で、〝教相〟にあたります。
法門は、仏の智慧にあたりこれを〝観心〟といいます。
仏教では、言葉は〝方便〟として用いられております。
「相待妙」として時の流れの中で解き明かされて来た「蔵・通・別・円」の四教の教え(四教義)は、この言葉を用いて解き明かされた「真如の法」です。
これを方便の教えとお釈迦さまは『法華経』の中で云われております。
仏教では、随他意と随自意という用語がありまして
相手に合わせて説く教えが「随他意」で、
仏の立場で説く教えが「随自意」です。
『法華経』以前に説かれた教えは全て凡夫に合わせた人間の〝言葉〟を用いて方便で説いた「随他意」の教えです。--- ① 生滅門(相待妙) --- 別相三観
しかし『法華経』は、お釈迦さまが「随自意」で
仏の立場で(仏視点)で説かれた
唯一の経典です。--- ② 真如門(絶対妙) --- 通相三観
仏の立場ですので、人間の概念や言葉が及ばない
完全なる「無覆無記」、
すなわち究極の無為法が説かれているのが
『法華経』です。
ですから、
普通の人(凡夫)がこれを読んでも
単なる〝おとぎ話〟が書かれている経典ぐらいにしか思えません。
そこに書かれている内容が
あまりにも現実離れした内容だからです。
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