~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

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回答2のパターン

馬鳴(アサンガ、Asanga)は、4世紀から5世紀のインドの仏教哲学者であり、特に大乗仏教の教義を深く発展させた人物です。馬鳴は「大乗起信論」を著したことで知られ、この論書は大乗仏教における仏性や「本覚」「始覚」の概念に深く関わっています。

「大乗起信論」の原文は、サンスクリット語で書かれたと考えられていますが、現在の手元にあるものは、主に漢訳(中国語翻訳)やチベット語訳が残されています。馬鳴の著作は、インドから中国に伝わり、その後、多くの仏教の教義や哲学に影響を与えました。特に、中国での「大乗起信論」の影響は大きく、後の仏教思想に多大な影響を与えました。

馬鳴の原文に関しては、現在直接的なサンスクリットの原典は全て残っているわけではありませんが、中国の僧侶である竺法護(ジュク・ホウ、Zhi Fa-Hu)が5世紀に行った漢訳が重要な資料となります。日本でもその翻訳が研究され、仏教哲学や思想における議論の一部として扱われています。

「大乗起信論」の漢訳は、仏教思想の基礎を形成するため、漢字を用いた仏教思想を学ぶ上での重要な資料です。

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