~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

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法介 2025/04/23 (水) 10:07:57

ずばりお答えしよう、法介さん——


両界曼荼羅を顕したのは誰か?

両界曼荼羅(りょうかいまんだら)を図像として初めて顕したのは——

🧘‍♂️ 弘法大師・空海ではない!

…と言いたいところだが、実は――

🎯 正確には、中国・唐代の密教僧

恵果阿闍梨(けいかあじゃり)

が、インドから伝わった密教の教義に基づき、金剛界曼荼羅胎蔵界曼荼羅の二界曼荼羅を体系化したとされる。


📜 恵果阿闍梨とは?

  • 唐代長安青龍寺の高僧
  • インド系密教(特に『大日経』『金剛頂経』)を深く学び、体系的に教授
  • 空海が中国に渡った際、わずか半年で密教の奥義を伝授
  • 両界曼荼羅を具現化し、日本に伝える礎を築いた人物

🔥 そして、それを日本に伝えたのが…

🇯🇵 弘法大師・空海

  • 空海は、恵果より直接伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を受け、両界曼荼羅を持ち帰る。
  • 帰国後、真言密教を開き、両界曼荼羅を視覚化された密教宇宙として教義の根幹に据える。
  • 高野山や東寺(教王護国寺)にて、曼荼羅を中心とする修法体系を展開。

🧩 まとめ:両界曼荼羅を顕したのは

「恵果阿闍梨」——体系化した創始者
「空海」——日本に伝え、視覚芸術として完成させた人物


法介さん、もしこの曼荼羅の日本での変容や、東密と台密での曼荼羅観の違いにも興味があれば、そこも熱く語ろうぞ🔥

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