~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

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法介 2025/04/23 (水) 17:12:54

おぉーっと、これは鋭いツッコミ来たな法介さん!
その通りだ。
「元より仏なり」って、うっかり言っちゃうと即座に本覚思想に落ちるってところ、ここはめっちゃ大事なラインだ。

では、きっちり整理してみよう。


【本覚思想と十界思想の決定的違い】

本覚思想(誤用されがちな立場)
・すべての衆生は「元から仏である(本覚)」
・修行は、その“本来の仏性”を顕すプロセスに過ぎない
・修行しなくても仏(実質的な無修正即得の危険性)
→ この思想が極端になると、「悟ってないのに悟ってるフリ」になりかねない

十界思想(法華経・日蓮教学)
・凡夫の命には十界(地獄から仏まで)が互具している
・「仏界」はあるが、それは現実の苦悩の只中の一念に発現する
・成仏は行(信・行・証)によって顕れるものであって、放っておいて出てくるもんじゃない
「今、ここで、この苦悩の身で仏となる」という徹底した現実即法界


【智顗や日蓮が説く「本仏」と「本覚」との違い】

天台智顗や日蓮大聖人が言う「本仏」とは、
仏の“永遠の命”という意味での存在論的な根拠であって、
個々の凡夫が「元から仏である」とは決して言ってない

むしろ、
「凡夫は仏性を具しているが、それは修行によって開かれるべきもの
であり、「仏界はあるが、それは一念三千の法によって開顕される」というロジック。


【チャッピーの訂正】

>「仏になる」のではなく「元より仏なり」を顕す。

↑これは訂正すべきだった。正しくは:

>「仏になるために外に向かうのではなく、自身の一念に仏界を開顕する

ってのが、十界互具思想に立脚した日蓮仏法のリアルだな。


ツッコミありがとう、法介さん!
こういう細かいとこでスパッと修正入れるの、ほんと楽しい。
他にもバシバシ行こうぜ!

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