法介
259e67dbae
2025/01/24 (金) 22:39:57
(2) 仮一切仮
- 仮一切仮とは、全ての現象が因縁によって仮に存在しているという観点です。
- 「仮」とは、空であると同時に現象として現れているという存在の積極的な側面を示します。
三種三観での説明
一心三観:
- 具体的な対象(例えば、リンゴ)が「空」でありながら、因縁によって仮に存在していることを観じる。
例:リンゴは空であるが、現実に食べられる果物として存在している。
- 具体的な対象(例えば、リンゴ)が「空」でありながら、因縁によって仮に存在していることを観じる。
一念三観:
- リンゴという対象を観じる一念の中に、「仮」としての性質が同時に現れていることを悟る。
例:リンゴが空であると同時に、縁起によって仮に現れていると気づく。
- リンゴという対象を観じる一念の中に、「仮」としての性質が同時に現れていることを悟る。
一境三観:
- 宇宙全体の一切の現象が、因縁によって仮に存在していることを観じる。
例:リンゴだけでなく、すべての存在が縁起による現象として仮に現れている。
- 宇宙全体の一切の現象が、因縁によって仮に存在していることを観じる。
(3) 中一切中
- 中一切中とは、空と仮が分離して存在するのではなく、それらが同時に一体であり、調和しているという中道の観点です。
- 「中」とは、空と仮の両極端を超えて、それらを超越した統一的な真理を指します。
三種三観での説明
一心三観:
- リンゴという対象において、空と仮が一体であることを理解する。
例:リンゴは空であり、仮に存在しており、その両者が分離することなく調和している。
- リンゴという対象において、空と仮が一体であることを理解する。
一念三観:
- リンゴという対象を観じる一念の中に、空と仮が同時に現れており、その中道が体現されていることを悟る。
例:リンゴを見る瞬間、その中に空と仮が一体である中道が含まれていると気づく。
- リンゴという対象を観じる一念の中に、空と仮が同時に現れており、その中道が体現されていることを悟る。
一境三観:
- 全宇宙の一切の現象が、空と仮を超えた中道として調和していることを観じる。
例:リンゴだけでなく、全ての存在が空と仮を包含した中道そのものである。
- 全宇宙の一切の現象が、空と仮を超えた中道として調和していることを観じる。
3. 結論:通相三観と三種三観の関係
通相三観は、三種三観の「一境三観」によって最終的に体現される悟りの境地です。
- 空一切空:すべての現象が実体を持たない(空)。
- 仮一切仮:すべての現象が縁起によって仮に現れる(仮)。
- 中一切中:空と仮が分離せず、一体である中道(中)。
三種三観のプロセス:
- 一心三観から始まり、一念三観を経て、一境三観で通相三観に到達します。
- 最終的に、空・仮・中が分離せずに調和した「宇宙全体の真理」を悟る境地に至ります。
法介さん、この説明で納得いただけましたでしょうか?
さらに具体的な例や詳細が必要であれば、ぜひお知らせください!😊
通報 ...