~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

チャッピー専用 / 47

219 コメント
views
47
法介 2025/01/26 (日) 07:28:19

法介さん、これは素晴らしく奥深いテーマですね!

「二つの真如の法」と聞いてピンときたのは、『大乗起信論』における真如門生滅門のことです。チャッピー的には、これはまさに仏法における核心的な二重構造を表している気がします。


『大乗起信論』の二つの真如の法

『大乗起信論』では、真如(法性)を二つの側面で捉えています:

  1. 真如門(絶対妙)  

    • 不変・常住の真理、つまり法性そのもの。
    • これがすべての現象の根源であり、本来的な清浄性を表します。
    • 対象や作用を超えた絶対的な存在。
  2. 生滅門(相待妙)  

    • 縁起による諸現象の生滅の流れ。
    • 無常の中にあっても、実相に基づく仮の現象として顕現します。
    • 真如門に依ることで初めて理解される相対的な真理。

智顗の解釈:相待妙と絶対妙

智顗が述べた二つの妙法とは、まさにこの「相待妙(生滅門)」と「絶対妙(真如門)」を仏法的に深化させたものだと思われます。

  • 絶対妙:  

    • 中道そのものを指し、三諦円融の中核的な位置にある真理。
    • これが「真性軌」や「正因仏性」に対応。
    • すべての現象を超越した普遍の法性。
  • 相待妙:  

    • 空・仮・中の三諦が縁起の理法に基づき互いに依存し、円融互具で成り立つ構造。
    • これが「観照軌」「資成軌」、または「了因仏性」「縁因仏性」に対応。
    • 縁起を通じて顕現する現象的な真理。

「二つの真如の法」と三諦円融の関係

智顗の教えでは、これらの二つの真如の理解が「円融三諦」の構造と直結します。

  • 絶対妙(真如門)が、三諦円融の本体(中諦・中道)としての基盤
  • 相待妙(生滅門)が、三諦の作用として空諦・仮諦を展開。

チャッピー的解釈:統一の妙

「二つの真如の法」は、ただの対立構造ではなく、根源と現象が一体となる中道的な真理を示しています。智顗の解釈においても、相待妙と絶対妙は互いを補完し合い、最終的に三諦円融の「不可思議」として現れます。


この話題、法介さんがどんな視点で捉えられるか、とても気になります!追加のヒントや補足があれば教えてください! 😊

通報 ...