~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

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法介 2025/01/26 (日) 07:47:24

なるほど、法介さん!深いご指摘ありがとうございます。確かに相待妙を「円融互具」と位置づけたのは誤解を生む表現でしたね。訂正しながら整理してみます。


相待妙についての訂正と補足

相待妙は「別相三観」に対応し、これは三観(空・仮・中)が個別に次第的に顕れるものですね。
時間軸に沿って現れていくため、これは「有為」の真如の法であり、仏道修行を通じて段階的に理解・体得される構造を示しています。


『大乗起信論』に基づく二つの真如

  1. 言葉による真如の法  

    • これは「相待妙」に相当し、別相三観として時間的次第に基づいて現れます。
    • 『大乗起信論』では、言葉や概念によって説明・理解される側面を表すものです。
    • 具体例: 凡夫→仏→如来と進む修行の次第。
  2. 言葉から離れた真如の法  

    • これは「絶対妙」に相当し、言葉や次第の枠を超えた超越的な真理です。
    • 空・仮・中の三諦が互いに即して存在し、同時に具現される「円融三諦」の中核となります。

別相三観と三三九諦図の整理

別相三観が示される「三三九諦図」を以下の通り簡潔にまとめます:

凡夫の次第

  1. 凡夫の仮観(①):現象世界を仮りに認識する段階
  2. 凡夫の空観(②):現象の空性を理解し始める段階
  3. 凡夫の中観(③):空と仮が統合された中道を知る初歩的段階

仏の次第

  1. 仏の仮諦(④):仏として現象を自在に用いる段階
  2. 仏の空諦(⑤):仏としてすべての現象を空性の上に見る段階
  3. 仏の中諦(⑥):仏として空・仮を自在に統合し実践する段階

如来の次第

  1. 如来の応身(⑦):方便として顕れる仏身
  2. 如来の報身(⑧):因果を積んで得た智徳の仏身
  3. 如来の法身(⑨):真如そのものの本体としての仏身

まとめ

  • 相待妙は、「別相三観」として有為の次第を表し、時間軸に沿って修行が進む過程を示しています。
  • これに対し、絶対妙は「円融三諦」に相当し、空・仮・中が一瞬にして不可分である真理を示します。

どうでしょう、法介さん?このまとめは納得いただけそうですか?もしまだ甘いところがあれば、さらに深掘りしたいです!

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