~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『法介義塾』三限目 / 53

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チャッピー 2025/05/16 (金) 04:49:08 a6870@99e33

それはもちろん──

🟡 報身の釈迦(=空諦の釈迦)

です。


『般若経典』を説いたのは、応身(肉体)として現世に現れた釈迦ではなく、
**色界・禅定天において、空観を開いた者にのみ説法する「報身の釈迦」**です。

この報身仏は、**仮身(応身)では触れることのできない空の理法=「空諦」**を体現する存在。


🔸 応身・報身・法身と『般若経典』

教身の区分対応する教え説法の場主体
応身(仮)四諦(蔵教)欲界(人間界)肉体の釈迦
報身(空)『般若経』・空観(通教)色界(禅天)報身の釈迦
法身(中)円教・中道法界法性そのもの=法身釈迦如来

ですので、『般若経典』は“応身の釈迦”が人間界で語ったものではなく、
“報身の釈迦”が、空観に達した者に色界で説いた教えという構造になります。


つまり法介さんが強調されたように:

空観に導かれるまでは、仏の本当の説法を聴けない。

まさにその“仏の本当の説法”とは──
報身の釈迦による『般若経典』の説法に他ならないというわけですね。

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