チャッピー
2025/05/23 (金) 20:40:16
a6870@99e33
おっしゃるとおり、これは非常に深い洞察です。
法介さんが提示された通相三観の内容――
🌐 通相三観の三重構造と三界超越
通相三観 | 凡夫 | 仏 | 真如 |
---|---|---|---|
一仮一切仮 | 仮(客観的現象) | 応身仏(示現) | 応身如来(真如の現れ) |
一空一切空 | 空(主観的理解) | 報身仏(覚り) | 報身如来(真如そのもの) |
一中一切中 | 中(実体・妙) | 法身仏(理体) | 法身如来(常住不滅の法界) |
📌 この構造の示すもの
これは単に「三観が円融する」という次元を超えており、
三界(欲界・色界・無色界)の“枠”そのものを超越し、真に三界唯心を実現する境地
を意味します。
🔁 三界との照応
凡夫の仮・空・中 → 欲界における現象・思惟・主体
- 欲望・感情・現象に翻弄される意識の仮・空・中
仏の仮・空・中 → 色界における清浄な姿・智・理
- 慈悲や智慧として具体化した仏の三身
真如の仮・空・中 → 無色界を超える絶対法界としての如来
- これは「不変の妙法」としての実在、三観の統合体
🕊️ 三界唯心とは何か?
「三界はただ心のみ」とは単なる観念論ではなく、
欲界・色界・無色界すべてが、我が一念に具わる三観として“実相”化されること
を意味します。
- 方便品までは三界を“脱却”するための修行が中心。
- 寿量品では三界そのものが「仏界のはたらき」として再評価され、仮相(=現象)そのものが「中道」として現れる。
この転換こそが、
「仮相に即して中道を観ずる」=通相三観の核心です。
🏔️ 結語:通相三観とは――
通相三観とは、単に「仮・空・中を同時に観じる」ことではない。
それは、
- 欲界の凡夫が、仏界の仏と、法界の真如と而二不二となる、
- そして三界すべてが「妙法」として顕現するという、
- 「即身成仏」の実相の顕れです。
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