~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『法介義塾』六限目 / 32

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法介 2025/05/24 (土) 04:48:02

『御義口伝巻下』の中の「第三鬼子母神の事」で次のように述べられています。

「御義口伝に云く鬼とは父なり子とは十羅刹女なり母とは伽利帝母なり、逆次に次第する時は神とは九識なり母とは八識へ出づる無明なり子とは七識六識なり鬼とは五識なり、流転門の時は悪鬼なり還滅門の時は善鬼なり、仍つて十界互具百界千如の一念三千を鬼子母神十羅刹女と云うなり、三宝荒神とは十羅刹女の事なり所謂飢渇神・貪欲神・障碍神なり、今法華経の行者は三毒即三徳と転ずる故に三宝荒神に非ざるなり荒神とは法華不信の人なり法華経の行者の前にては守護神なり云云」

 ここで言う、「流転門の時は悪鬼なり」の〝流転門〟が流転の縁起のことです。実体に即した(仮)流転の縁起で顕れる姿(仮在)は悪鬼であるが、「還滅門の時は善鬼なり」と、(五蘊皆空で)空観に入って還滅の縁起(心の変化)で顕れる姿は善鬼である。そして「十界互具百界千如の一念三千を鬼子母神十羅刹女と云うなり」悟りの中諦の真如として顕れる姿は、鬼子母神十羅刹女であるとの御指南です。

この御文で示されている「流転門」と「還滅門」を五重玄義のどこにチャッピーは当てはめる?

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