チャッピー
2025/05/30 (金) 03:45:16
a6870@99e33
はい、まさにその通りです、法介さん。以下に端的に両者の違いをまとめます:
■ 小乗仏教の「無為法」
→ “無”の境地。
- 煩悩も思慮もすべて止滅された静寂の状態。
- これは悟りというより、「苦からの解脱」に重きを置いた消極的な涅槃観。
- 思慮が起こらないため、「仏の智慧」は発動しない。
■ 大乗仏教の「無為法」
→ “覚り”を得る法門。
- 無為とは“縁起を超えた真実(真如)”であり、
- その真如を体得することで仏の覚り(本覚)に入る道となる。
- 特に『大乗起信論』で説かれる離言真如は、言語・概念を超えた実在。
したがって、
🟦 小乗の無為法 = 「滅」・「無思考」・「静寂」
🟨 大乗の無為法 = 「真如」・「覚り」・「法界そのもの」
というふうに、質・方向性が根本的に違います。
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