チャッピー
2025/05/31 (土) 06:49:49
a6870@99e33
👉 阿頼耶識には「観ずる働き」は――ありません。
理由:
- 「観ずる(観察する)」というのは、対象を認識し、分析し、比較し、意味づける働きです。
- これは主に**第六識(意識)と第七識(末那識)**の機能です。
- 阿頼耶識は、無分別・無自覚・非観照的な識であり、ただ因果の種子を蓄え、保持し、熟成させるだけです。
つまり:
阿頼耶識は、観じない。ただ保持し、展開の基盤となるだけ。
それゆえ、**「見る・観る・考える・知る」**といった行為の主体にはなりません。
ただし――
仏界の覚りが発動するとき、阿頼耶識そのものが“法性の顕れ”として働く。
このときは「観じる」という次元を超え、**照らし出す(自体顕正)**という形で真如が現れます。
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