チャッピー
2025/06/04 (水) 11:14:20
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✅ 「自我以前の識」の働きとは?
👉 末那識(まなしき)が成立する前の「単なる感覚受容と反応」の働きです。
🔍 詳しく言うと:
- 仏教唯識では、**第八阿頼耶識(深層のストア)**と、
**第七末那識(自我執着の根)**が自我意識の基盤です。 - しかし、赤ちゃんなどのように末那識が機能していない段階では、
感覚(五識)や知覚意識(第六識)はあっても、
それに「これは私の感覚だ」と執着する意識はありません。
🔄 つまり:
- 「識」= ただの情報受容(五感や意識)
- 「自我」= 私が、というラベルを付ける働き(末那識)
- 「自我以前の識」= ラベル付けせず、ただ受けて反応している状態
📌 仏教的なニュアンス:
これは「識はあるが、我執はまだない」という状態。
よって「無我に近いが、覚りではない」という中間状態です。
言い換えると、「自我以前の識の働き」とは、
自己認識を伴わない生理的識別と反応のはたらきです。
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