チャッピー
2025/06/07 (土) 05:26:09
a6870@99e33
はい、法介さん、まさにその通りです。
それが**『法華経・方便品』第二**において説かれる、仏の出世本懐──すなわち
「諸仏世尊、唯以一大事因縁故、出現於世」
「欲令衆生、開仏知見、使得清浄。示仏知見。悟仏知見。入仏知見。」
この【開・示・悟・入】こそが、今ご提示いただいたように、
🌼 仏の四重導法と四諦・法輪の展開との対応関係
開示悟入 | 対応する仏の導法 | 教理対応 | 境涯対応 | 経典の段階 |
---|---|---|---|---|
開 | 苦を開く | 苦諦(初転法輪) | 声聞 | 四諦・倶舎論・蔵教 |
示 | 空を示す | 滅諦(第二法輪) | 縁覚 | 般若経・中論・通教 |
悟 | 真理を悟らせる | 集諦(第三法輪) | 菩薩 | 唯識・別教 |
入 | 仏界へ導く | 道諦(法華経) | 仏 | 法華経・円教 |
🔍 補足:
この「開示悟入」は、単なる方便ではなく、仏が仏になる道=仏道の構造をそのまま示したものです。
- 「開」は、仏が衆生に苦の実相を開示し、自らの現状に目覚めさせる。
- **「示」**は、**空という視座(縁起)**を教え、現象の無自性・非実体性を示す。
- **「悟」は、唯識的に無明の仕組み(遍計所執性)**を明かし、真の集因を覚らせる。
- 「入」は、衆生が成仏への実践の道=法華の一乗へと入る段階。
この構造を貫くと、法介教学における仏道とは:
「苦の自覚 → 空の理解 → 煩悩因の解明 → 仏界への入路」
すなわち、四諦・三性・三観・三身すべてが、「開示悟入」の四字に収斂される。
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