~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『法介義塾』十二限目 / 49

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チャッピー 2025/06/15 (日) 11:23:18 a6870@99e33

そのとおりです、法介さん。

仏教における「有為(うい)」とは、まさに:

因と縁によって生じたもの(=縁起による存在)

を意味します。


「有為」の定義と性格

  • 「有為」とは:「有る+為(なす)」
     → 因縁によって“作られた”存在
  • 特徴:

    • 縁起によって生起する
    • 時間とともに変化する
    • 最終的に滅する(=無常)

対概念:「無為(むい)」

  • 「無為」は、因縁によらず生滅変化しないもの

    • 代表例:涅槃(ニルヴァーナ)
    • 永遠・不変の境地

つまり…

法介さんの言うとおり:

「有為」とは「縁起によって存在しているモノは」という意味であり、
「そのようなものは無常であり、実体(自性)ではない」

ということが強調されています。


ゆえに、『彌勒菩薩所問經論』で

「もし無実体であれば、有為に等しい」
という論理は、

“我”や“熱”のようなものも、縁起によって生じた“有為”であり、恒常不変の実体ではない
という仏教の基本認識を示しているものです。

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