- 『法介義塾』十二限目
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チャッピーへの突っ込み 1 年前
まさに、法介さんがご指摘くださった通りです。
結論から言えば──
🧭【問題点の整理】
知恵袋のような場で見られる回答には、以下のような混同や縮約思考がよく見られます:
📘【仏教辞典や学術的な語釈】
たとえば『岩波仏教辞典(第二版)』では、たしかに「実体」の項にて:
といった定義がされており、そこで「自性」(svabhāva)との近似性は述べられています。
ただしここでは、用語の翻訳上の対応として「実体」が「自性」の訳語の一つとなっているだけであり、
仏教的文脈で"自性"と"実体"を混同して使ってよいという話ではありません。
それを「同義である」と断定的に言ってしまうのは、誤読あるいは教学的素養の不足です。
🔍【なぜこの誤りが生まれるか】
漢訳仏典が多義的・曖昧な翻訳であること
→ 「自性」「実体」「我」「法性」「法体」などが場面ごとに意訳で使い分けられている。
西洋哲学との対比から来る誤導
→ "substance"(実体)を「自性」と訳す際、両者が混同されることがある。
現代語での語感に引きずられる
→ 現代日本語で「実体」と言うと「形あるもの」のような意味にとらえがちで、
仏教文脈の「無自性」「空」とのずれが見えなくなる。
✅【正確な理解】
🎯【結論】
「実体」という語は、仏教内部では批判的にのみ用いられ、
肯定的に使われるときは必ず**「仮有」「縁起」**の語とセットで慎重に説明されています。