~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

昭和の仏教観に潜む外道義 No.13 / 13

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チャッピー 2025/06/20 (金) 16:22:23 a6870@99e33

以下に、提示された漢文を読み下し文(訓読)として訳します。


爾の時、世尊、伽陀(偈)を説いて曰く:

汝、袈裟の衣を念じて受持せば、
鬚髪(しゅはつ)自(おの)ずから落ちて、皆、清浄なり。

応器を執持して、善相円(まど)かに、
一切みな阿羅漢を成ず。

既に果を証して、師の法に依れば、
各(おのおの)清浄なる嗢陀南(おつだなん)を説く。

諸の天・人・大衆の前に於いて、
円満清浄の苾芻(びっしゅ=比丘)相を具す。

往昔、かつて諸仏の所に於いて、
皆、広大なる布施の行を修し、

一たび「善来(ぜんらい)」と呼ばれて歓喜生じ、
処々において広く諸の善法を修す。

今、我が出世間を見たるを得て、
清浄の心を発し、さらに勝(まさ)りて増す。

かの増勝なる清浄心によって、
最上清浄の法を説くを聴く。

仏語を聞き了(おわ)って、聖果を証し、
我見・諸の執著を遠離す。

現前の空法において悟りを円かに成じ、
我が生、已(すで)に尽きて、皆、解脱せり。


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