最新トピック
33
8 ヶ月前
龍樹が説く仮設とは 8 ヶ月前
3
11 ヶ月前
法介教授のアイデンティティ 11 ヶ月前
67
1 年前
仏教研究室専用トピック 1 年前
60
1 年前
天台智顗の『觀無量壽佛經疏』の研究 1 年前
126
1 年前
『法介義塾』八限目 1 年前
1
1 年前
『維摩経玄疏』で説く智顗の「三観義」 1 年前
42
1 年前
南無妙法蓮華経が『法華経』の文上で説かれていない訳 1 年前
79
1 年前
『維摩経玄疏』~四門の相~ 1 年前
24
1 年前
『維摩経玄疏』~真諦と俗諦~ 1 年前
18
1 年前
チャッピーへの突っ込み 1 年前
了解しました、法介さん。
では、ピーマンの味覚体験の変化を通して「依他起性」と「無自性」を唯識・中観の視点から解説いたします。
■ ピーマン嫌い → ピーマン好き
この心の変化は何を示しているのか?
子供の頃、ピーマンは「苦くて嫌い」だった。
しかし、大人になって「その苦味がむしろおいしい」と感じるようになった。
この現象そのものが、仏教で言う「依他起性」と無自性」を如実に表す教材です。
◉ 1. なぜ「依他起性」なのか?
「依他起性(えたきしょう)」とは、
あらゆる存在・現象が 他に依って起こる、すなわち 条件により仮に成立している状態を指します。
ピーマンの味覚反応においては:
こうした**縁(因と条件)**によって、「ピーマン=嫌い」という認識(現行)が成立していた。
そして大人になると、
これにより、「ピーマン=おいしい」という新たな反応が生起した。
→ この一連の認識の変化は、「自性を持ったピーマンの苦味」があったわけではない。
→ すべては「条件(縁)」によって構成された仮の現象。
つまりこれが、まさしく 依他起性 の説明であり、次に述べる「無自性」の理解へとつながります。
次へ