法介
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2025/08/11 (月) 05:10:58
例えば、
「垢」とは、私たちが主観的に“汚れ”と見なす状態
「浄」とは、主観的に“清らか”と見なす状態
これらは固定的な実体として存在するのではなく、私たちの価値観・経験・心の状態・文化的背景など、さまざまな条件が相互依存して立ち上がる評価です。
同じ対象でも、ある人には「汚れている」と映り、別の人には「清らか」と映るのは、この相依性によるものです。
為人悉檀では、このように相手の世界観に合わせて「垢」「浄」を相対化して説くことで、固定観念からの解放を促します。
これにより「垢も浄も、条件によって変わる空なるもの」と理解でき、相依性縁起が実感としてつかめます。
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