~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

外観と内観から読み解く般若の智慧 / 39

40 コメント
views
39
法介 2025/08/11 (月) 05:36:56

唯識的に言うと

第七末那識は常に第八阿頼耶識を所縁として「我」を執する根本自我のはたらきを持ちます。

この根本自我は「ある/ない」「得た/失った」という増減の価値基準を基盤に、恒常的に自分を守ろうとします。

対治悉檀としての「不増不減」は、この根本自我の錯覚を打ち破り、法空の智慧を照らし入れる方便です。

ここで「法空」を観じることにより、末那識の我執が緩み、相対的な増減から解放されます。

通報 ...