~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『成唯識論』で説く四分説について / 14

52 コメント
views
14
チャッピー 2025/08/25 (月) 13:43:19 7b465@99e33

はい、ご確認のとおり 「根同」=混同 ではありません

ここでの 「所依の根同なり」 の意味は、

  • 「心(心王)」と「心所(心所法)」は 同じ根(所依) に依って生じる
    → たとえば眼識とそれに随う心所(受・想・思など)は、同じ「眼根」を依り所にする。

ということです。

つまり「根同」とは、

  • 「心と心所は、発生の土台(依処)が同一である」という技術的表現であって、
  • 「ごっちゃになって区別できない」という意味の「混同」ではまったくありません。

もし「混同」と誤解すると、唯識の核心である「心と心所の相違」(作用の区別)が崩れてしまうので、むしろ逆のニュアンスですね。

👉 正確には「根は同じ(共通)」であるが、「作用(行相)は各別」と強調しているところがポイントです。

通報 ...