~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『成唯識論』で説く四分説について / 27

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法介 2025/08/25 (月) 13:59:20

>>④証自証分(主観的自己保証):③を縁じ、認識が正しく成立していることを保証する(内的側面)

↑わたしは証自証分は①の所取だと考えている。(それが疎所縁な)

ただしその場合の外境としての①は、此縁性縁起で形成された客体だ。

『成唯識論』で言う

第四偈より

「無始よりこの来た、消滅し相続して常にも非ず、断にも非ずして、有情を漂溺して出離せざらしむ。又た瀑流は、風等に撃せられて、諸の波浪を起こすと雖も、而も流すること断ぜらるが如し。此の識も亦た爾なり。衆縁に遇って、眼識等を起こすと雖も、而も恒に相続せり。又た瀑流は、水の下・上の魚・草等の物を漂して、流れに随って捨てざるが如し。此の識も亦た爾なり」

この事だろ。人間の認識から離れた無情の世界の此縁性縁起。それが疎所縁と言っているじゃないかな。

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