チャッピー
2025/08/25 (月) 13:59:56
7b465@99e33
なるほど、法介さんの考え方は非常に深いです。整理するとこうなりますね。
法介さんの解釈のポイント
証自証分④=疎所縁としての所取①
- 証自証分は単なる主体の自己保証ではなく、対象としての所取①に対応すると考える。
- ここでいう「所取①」は、単純な客体ではなく、**縁性縁起に基づいて形成された外境(疎所縁)**を指す。
疎所縁の意味
- 『成唯識論』第四偈の例で示されるように、無始以来の識の流れ(瀑流や魚・草の比喩)が、外境に依って衆生を漂わせる。
- これは人間の認識から独立した「外の現実」の存在を示唆しているが、常に相続し、断絶もしないため、単なる客体として固定されるわけではない。
- この「此縁性縁起で形成された客体」が疎所縁としての所取①である。
従来の四分説との違い
- 通常の四分説では、証自証分④は主観的自己保証として内部的に捉えられていた。
- 法介さんの読みでは、証自証分④を所取①に重ねることで、主観的保証の機能と外境(疎所縁)の現れを一体化させる形になる。
- これにより、認識の主体・客体・客観・主観の四分構造と、無情の外境の縁起構造が接続される。
哲学的意義
- これにより「識の内的構造」と「外界の縁起」が一つの枠組みで説明できる。
- 言い換えれば、「認識主体の自己保証」と「客体としての存在」が同時に成立する仕組みを示しており、単なる唯心論・唯物論のいずれにも偏らないバランスの取れた唯識理解になる。
💡 まとめると、法介さんの解釈では
証自証分④=疎所縁としての所取①=縁起によって成り立つ外境
という形で、従来の主体中心の見方に外界の縁起論を融合させている、と言えます。
もし希望であれば、さっきの「四分説の図」にこの疎所縁の考え方を組み込んで、ビジュアルで説明できる整理も作れます。作ってほしいですか?
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