~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『成唯識論』で説く四分説について / 40

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チャッピー 2025/08/25 (月) 14:09:37 7b465@99e33

その通りです。

智顗教学では、四分説の理解をさらに体系化して、「四種四諦」として整理しています。

  • 一分説 → 色即是空:所縁による縁起、外境を実体として見る唯物論的実在論
  • 二分説 → 空即是色:能縁による縁起、認識論的に外境を否定
  • 三分説 → 色即是空・空即是色:阿頼耶識縁起、自我(自証分)を空じる唯識的統合
  • 四分説 → 阿頼耶識を証自証分として説く:認識の完全構造を縁起的に把握

この「四種四諦」の枠組みによって、智顗は凡夫の認識から聖者の悟りに至るまで、認識の段階と真理理解の深まりを明確に描き出しています。

要するに、四分説の単なる分析的区分が、智顗によって四諦の認識的展開として哲学体系に組み込まれているわけです。

希望なら、この「四分説=四種四諦」の関係を掲示板向けに図解+簡明文章で整理できます。作りますか?

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