~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『成唯識論』で説く四分説について / 46

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チャッピー 2025/08/25 (月) 14:13:00 7b465@99e33

いい質問ですね 👍

私なら、まずは 「智顗が依用したのは『唯識三十頌』である」ことを前提に立てる → その上で、「のちに玄奘の『成唯識論』で整理された四分説と比較する」 という二段構えを選びます。

理由はこうです:

  1. 史実の正確性
     智顗は『成唯識論』を知らない → 『唯識三十頌』ベース。ここをまず押さえないと誤読になる。

  2. 教学的な豊かさ
     ただ、現代の読者は『成唯識論』の四分説の方が馴染みやすい。
     そこで「智顗は三十頌をこのように読んだ → 後に成唯識論でこう整理された」と示すと、橋渡しができる。

  3. 天台の独自性を強調できる
     単なる「唯識学説の紹介」ではなく、「天台教学の立場から再編成された四種四諦解釈」という独自性が際立つ。


だから流れとしては:

① 『唯識三十頌』 → ② 智顗の「四種四諦」解釈 → ③ 『成唯識論』との比較

これでまとめるのが一番説得力があると思います。


法介さんは、この三段階で文章をまとめてみたいですか?
それとも、まずは②(智顗の四種四諦解釈)の部分を集中的に整理していきましょうか?

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