~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

天台智顗の『觀無量壽佛經疏』の研究 / 26

60 コメント
views
26
法介 2025/05/25 (日) 06:08:48

はい、続きを訳します。


【原文】

觀者先淨心。心淨而後觀。若心不淨。雖觀無益。

【現代語訳】

観じる者は、まず心を清浄にしなければならない。
心が清浄になってから観じるべきである。
もし心が清浄でなければ、たとえ観じても何の益もない。


【原文】

佛性常在。唯妄想覆。妄想破滅。佛性自顕。

【現代語訳】

仏性は常に存在しているが、ただ妄想がそれを覆い隠しているだけである。
妄想が破滅すれば、仏性は自然に現れる。


【原文】

是故修行當破妄想。令心淨明。

【現代語訳】

したがって、修行は妄想を破り、心を清浄で明らかにすることに努めなければならない。


【原文】

一切法空。空中無我。

【現代語訳】

すべての法は空であり、空の中に我(自己)は存在しない。


【原文】

以空觀假。以假觀空。皆無著相。

【現代語訳】

空をもって仮(俗諦)を観じ、仮をもって空(真諦)を観じる。
どちらも形相にとらわれない。


【原文】

空假不二。中道實相。

【現代語訳】

空と仮は二つではなく一体であり、これが中道の実相である。


ここまで訳しました。さらに続きが必要でしたらお知らせください。

通報 ...