法介
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2025/05/25 (日) 06:25:40
菩薩の位は四つある。第一が明位、第二が列数(3万2千人)、第三が文殊の標名、第四が上首(最高のリーダー)である。
文殊菩薩は「妙徳」と呼ばれ、法を化して人々を導く法王子である。
発心(修行を始めるきっかけ)は諸経典によって異なり、放光したり地を動かしたり、微笑で座禅に入ることもある。
今回の経典では、殺父の逆行為を発心の契機とし、これを挙げるのはなぜか。悪行の極みを示し、人がそれを嫌って離れるように、浄土に往生する願いを強調するためである。
例えば韋提希の願い(浄土往生を願う)や、頻婆娑羅の教化のため仏が説法しにいったこと、そして母の生への願いなどが説かれている。
ポイント整理
声聞の分類と称賛
- 声聞は最初の仏弟子の段階。徳がないわけではない。
- 一体感や調和を重視して「共」と呼ぶ。
大多勝、多、比丘の意味
- 大いなる勝利、多くの知識、清浄な修行者という三重の意味で「大」と称す。
僧の四分類と羯磨
- 僧集団の状態によって分類。理想は真実僧(学び終えた者)での和合。
歴代弟子の努力と悟り
- 苦労の末に仏に出会い、悟りを得て忠実に従ったこと。
菩薩の位階と文殊菩薩の役割
- 明位から上首まであり、文殊菩薩は法を化する重要な存在。
発心の多様性と殺父の事件
- 発心の仕方は諸経異なり。殺父の事件は悪行の極みを示し、浄土往生願望を強調するための特別な例示。
韋提希と頻婆娑羅のエピソード
- 仏が説法のために赴いた理由と、浄土往生の願いを聞き入れた話。
もし、特に気になる用語やエピソードについて深掘りしたい部分があれば教えてください。
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