秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神。
火防の霊験で広く知られ、近世期に全国に分社が勧請され秋葉講と呼ばれる講社が結成された。また、明治に相次いだ東京の大火の後に政府が建立した鎮火社においては、本来祀られていた神格を無視して民衆は秋葉権現を信仰した。その結果、周囲に置かれた延焼防止のための火除地が「秋葉ノ原」と呼ばれ、後に秋葉原という地名が誕生することになる。
サーヴァント・バーサーカーとして召喚された秋葉権現は秋葉原という地名の由来となったという逸話から、極めて特殊な無辜の怪物を獲得している。
端的に言えば...萌えキャラ化している。
背中からカラスの翼を生やした、白髪ツインテール赤眼ロリである。貧乳。
あまりにも渾然とし過ぎた「秋葉権現」という神威を担う為に、最も現代的な信仰に併せて霊基が構築された説もあるが、詳細は不明。
カリスマ(萌え)、強力な耐火・鎮火の加護などのスキルを持つ。
宝具は己の魔力と周囲の「燃え」の概念を「萌え」の概念に転換して吸収。ピンク色のなんかいい感じのビームとして射出する、萌えパワー。
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「みんなーっ☆ 萌えて燃えてるー?」
*基本情報
【元ネタ】秋葉権現(あきはごんげん)・秋葉三尺坊大権現
【クラス】バーサーカー
【マスター】未定
【真名】秋葉権現
【異名・別名・表記揺れ】秋葉三尺坊大権現、秋葉大権現、三尺坊、火防の神、アキバの神様
【性別】女性(外見)
【身長・体重】142cm・36kg
【肌色】白
【髪色】白
【瞳色】赤
【スリーサイズ】62/48/65
【外見・容姿】白髪のツインテールと真紅の瞳を持つ幼い少女の姿。背中からカラスの黒い翼を生やしている。頭上には小さな光輪が浮かび、現代的なゴスロリ調の衣装を身に纏う
【地域】日本(静岡県秋葉山→東京秋葉原)
【年代】平安時代後期〜現代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】天
【その他属性】人型、神性
【ステータス】筋力:C 耐久:B 敏捷:A 魔力:A+ 幸運:E 宝具:B+
*【クラス別スキル】
**狂化:E
理性の大部分は保持しているが、自身を「現代的萌えキャラ」として認識するという特殊な狂化状態。戦闘時にはテンションが異常に高くなり、「萌え」に関連する言動が顕著になる。パラメータへの補正は最小限。
**神性:C
秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神としての格。本来はより高いランクを持つが、現代的信仰によって霊基が変質した影響で低下している。
*【保有スキル】
**無辜の怪物:A
秋葉原という地名の由来となったという逸話から、極めて特殊な無辜の怪物を獲得。「火防の神」から「萌えの神」へと信仰の性質が変化し、霊基そのものが萌えキャラ化している。この変質により本来の厳格な神威が親しみやすい姿となった。
**カリスマ:C+(萌え)
現代のサブカルチャーにおける「萌え」の概念を体現する特殊なカリスマ。オタク文化圏において絶大な人気と影響力を持つ。ただし効果対象は限定的。
**耐火:EX
火防の神としての本質的能力。あらゆる炎に対して完全な耐性を持ち、火災を鎮めることができる。この能力のみは現代的変質の影響を受けていない。
**気配遮断:B
カラスの翼による飛行能力と合わせて高い隠密性を持つ。攻撃の瞬間まで気配を完全に隠すことができるが、攻撃時には必然的にランクが大幅に低下する。
*【宝具】
**『&ruby(モエモエ・キューン){萌燃一体・究極砲}』
''ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:200人''
己の魔力と周囲の「燃え」の概念を「萌え」の概念に転換して吸収し、ピンク色の光線として射出する宝具。本来の火防の神威が現代的信仰によって変質した結果生まれた奇跡。炎を萌えエネルギーに変換することで鎮火するという、一見荒唐無稽だが実際に有効な能力を持つ。対象の戦意を削ぐ効果もあり、萌えキャラへの親近感を抱かせる。現代文明特攻。
*【Weapon】
**御幣(ごへい)
現代風にアレンジされたピンク色の御幣。先端にはハート形の飾りが付いている。魔力を込めることで炎を操り、清めの効果を持つ。
**神通の翼
背中から生えるカラスの翼。自在に飛行でき、羽根を武器として射出することも可能。本来の三尺坊の神通力の名残り。
*【解説】
秋葉権現は静岡県の秋葉山を中心とした山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神である。秋葉権現は秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神であり、火防の霊験で広く知られ、近世期に全国に分社が勧請され秋葉講と呼ばれる講社が結成された。特に江戸時代には五代将軍綱吉の時代(1646~1709)には、火事に怯える江戸庶民に火防の神として「遠州秋葉詣」が盛んになり、秋葉山への参詣道は秋葉街道と呼ばれたほどの信仰を集めていた。
本来の秋葉権現は観音菩薩を本地仏とし、その姿は飯縄権現と同じく白狐に乗り剣と羂索を持った烏天狗の姿で表され、75の眷属を従えるとされる。秋葉三尺坊大権現と称し秋葉権現は三尺坊であるとされ、信州戸隠生まれの修験者で、4歳のときに越前蔵王権現堂に修行に出て、26歳のときに大阿闍梨となって自らの住まいを三尺坊と名付け、27歳のときに不動三昧の秘法を修して迦楼羅の姿に変身したと伝えられる。
しかしサーヴァントとして召喚された秋葉権現は、明治に相次いだ東京の大火の後に政府が建立した鎮火社において、本来祀られていた神格を無視して民衆は秋葉権現を信仰し、その結果、周囲に置かれた延焼防止のための火除地が「秋葉ノ原」と呼ばれ、後に秋葉原という地名が誕生することになったという逸話により、極めて特殊な無辜の怪物を獲得している。
現代において秋葉原は世界的なサブカルチャーの聖地となり、「萌え文化」の発信地として知られるようになった。この現代的信仰の変質により、本来厳格な火防の神であった秋葉権現の霊基は、現代の「萌え」概念と融合して変化を遂げた。その結果、白髪ツインテールの幼い少女の姿で現界するという、神として前例のない事態が発生している。
本人はこの変化を受け入れており、「現代の信仰に応える」ことを使命としている。ただし根本的な神威である火防の力は失われておらず、むしろ「萌え」の概念を通じて炎を鎮める独特の能力を獲得している。
*【外見・容姿の詳細】
外見年齢は12〜13歳程度の幼い少女。雪のように白い髪をツインテールにまとめ、ルビーのような真紅の瞳を持つ。頭上には小さな金色の光輪が常に浮かんでおり、神性の証となっている。
背中からは漆黒のカラスの翼が生えており、これは本来の烏天狗としての姿の名残りである。翼は十分に大きく、自在に飛行することができる。
服装は現代的なゴスロリ調の衣装で、黒を基調としつつピンクのリボンやフリルが装飾されている。胸元には秋葉権現の神紋をアレンジしたブローチを付けている。手には現代風にデコレーションされたピンク色の御幣を持つ。
表情は常に明るく、無邪気な笑顔を浮かべることが多い。ただし戦闘時には神としての威厳を垣間見せることもある。
*【人物・性格】
基本的には明るく人懐っこい性格で、現代のオタク文化に対して非常に理解がある。「萌え」という概念を通じて人々を幸せにすることを使命と考えており、自身も「萌えキャラ」として振る舞うことに抵抗がない。
本質的には火防の神としての責任感が強く、人々を災いから守ろうとする意識は変わらない。ただしその手段が従来の厳格な神威から、現代的な「癒し」や「萌え」を通じたものに変化している。
戦闘時には異常にテンションが高くなり、「燃える」という表現を多用する一方で、それを「萌える」にかけた駄洒落で表現することが多い。狂化の影響により、萌えに関する話題になると止まらなくなる傾向がある。
具体的な判断基準として、人々の笑顔と幸福を最優先に考える。現代のサブカルチャーを「新しい形の信仰」として肯定的に捉えており、オタク文化を否定する者に対しては怒りを見せることもある。
イメージカラー:ピンク
特技:萌えキャラ演技、炎の操作、飛行
好きなもの:アニメ、フィギュア、現代のオタク文化、人々の笑顔
嫌いなもの:火災、文化を否定する者、つまらない大人
天敵:愛宕権現(同じ火防の神だが正統派)
願い:現代の人々にも愛され続けること
【一人称】わたし、あたし(テンション高い時)
【二人称】あなた、○○ちゃん(親しい相手)、○○さん
【三人称】その人、○○ちゃん/○○さん
*【台詞例】
「はじめまして〜☆ わたし、秋葉権現だよ! みんなには『アキバちゃん』って呼ばれてるの♪」
「昔は火防の神様だったけど、今は萌えの神様なのー! 燃えるものは萌えで冷ますのが現代流なのです☆」
「マスターマスター! 今日はどこでみんなを萌えさせるの〜? あ、でも本当の火事があったら、ちゃんと消すからね!」
「この翼でね、アキバの街を見守ってるんだ♪ みんなが楽しそうにしてるのを見てると、すっごく嬉しいの!」
「む〜っ! 萌え文化をバカにしちゃダメなの! これだって立派な信仰の形なんだからねっ☆」