F26030
2026/07/13 (月) 07:09:09
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ナビゲーション実験から、記憶は脳だけに保存されているのではなく、身体全体にも表れているのではないかと考えた。人は過去を思い出すとき、視線や手の動きや姿勢が自然と変化するときがある。こうした身体の反応も記憶の一部であり、記憶は脳と身体が一体となって保持している可能性があるのではないかと思った。実際に経験した出来事であれば、現場に戻った時に言葉だけではなく身体の動きや視線、立ち位置などが自然に再現されるのではないかと思う。この現場再現を記憶想起の補助にすれば事件の目撃者や関係者が現場を思い出しやすくするために活用できそうだなと思った。
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かつて接触した環境と身体の再会が、想起を発生させるという考えはありますね。主流派の記憶研究でも、状況依存記憶、符号化特定性などの類似した考えが散見されます。
脳が認知の中枢だと主流派が言っているので、仕方がないと言えば仕方がないのですが、我々3人が研究を進めている生態心理学という分野では、脳を認知の中枢とは考えません。認知は環境と身体の間で起こることで、脳は身体の一部でしかなく、脳が行なっているのは認知ではなく、認知が成立する際の身体組織の微調整であると考えています。新しい考え方です。
もう一つ、応用例を挙げてくれました。現場再現は警察がよくやる捜査手法です。実況見分というやつです。しかしこの方法は、体験がなくても見分時に出会った環境に適合すれば、体験したかのように語れてしまうこともあります。したがって、刑事捜査においては、あまりお勧めしたい方法ではありません。
7点差し上げます。