F26094
2026/07/18 (土) 08:10:53
c65fc@69865
今回の授業でコールバーグ理論をギリガンが新たな視点から批判しそこから生まれた「正義の論理」「ケアの倫理」という考え方が、ケアや女性についてなどの議論を活発にしていったという流れとそれぞれの理論を理解することができました。
質問
ギリガンへの批判に「発達」というパラダイムにしばられていて、結局倫理にをつ優劣けることになるというのがありましたが、なぜそのパラダイムにとらわれると倫理に優劣をつけるということになるのですか?
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身体的な発達においても、個体のの上よくどのような形に発展していくのかは環境との関係によって左右されます。時間の経過とともに絶対にこうなるということは言えません。敏感な特性が、芸術に恵まれた環境では創造力として開花するかもしれませんが、恵まれない環境では不安の強さや傷つきやすさとして発現するかもしれません。
後に出てくるものが、それより前のものよりも優れている、優れている方向に変化していくのが当たり前、という思い込みが「発達」「進化」という考え方には色濃いですが、かならずしもそうとは言えません。環境が異なれば、能力や考え方にも差異が生まれますが、それらの優劣を言うことはできません。生存する条件が違うから、考え方が異なっているだけかもしれません。
ましてや道徳観や知性といった多要因が影響することについては、文化環境によって左右される部分が大きく、西欧的社会において適合的な考え方が、他の社会、女性社会において適合的であるとは言い切れません。研究者の多くが、自身が西欧男性社会中心の価値観のバイアスに縛られていることを自覚できず、西欧男性社会に適合的な価値観を「完成形」で、それ以外の価値観を「未熟」「野蛮」とみなすのではなく、多様な発展がありうることを許容する必要があるのかもしれません。
重要な質問ですね、6点差し上げます。