一方、文化や芸術面では各国間で適度な競争と交流を続けてきた歴史的経緯から、そのレベルは素晴らしいものがある。あとサッカーの盛り上がりも各国間及び各都市間の対抗意識があってのもの。いいところはそんなものか
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確かにいいところはそんなものだ。
この不協和音は、スターリンにもプーチンにも足元を見抜かれている。
古くはスターリンは、独日で軍事同盟が結ばれていたので、兵力を西に向けるべきか、東に向けるべきか、緊張の日々を過ごしていた。半藤一利著のノモハンの夏を読むと、スターリンは、ドイツに宣戦布告した英仏をまるで頼りにしていないし、一考に付してもいなかったように思える。要は、アメリカと日本がどう動くかに関心があったようで、日本海軍が真珠湾攻撃をした報を聞いた時には、大喜びしたそうだ。
今回もプーチンは、英仏独がどう動こうと尻切れトンボのフェイドアウトだと思っているだろう。アメリカだけ、相手にしていればいいと思っているはず。EU諸国と英国は、コケにされており、さらに、バンス副大統領は、堂々とミュンヘン会議の場でエウロパ諸国を馬鹿にしたが、何もできないエウロパ諸国。いつの時代も会議は踊る。
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エウロパの芸術家や学者も域内の戦乱から逃げて、アメリカには相当の人材を供給してきたと言う過去がある。
ロシア革命、第一次世界大戦、第二次世界大戦で、かなりの数にのぼるであろう。
そもそもアメリカ合衆国の成り立ち自体が、エウロパでの迫害や貧困を逃れて来た人達を中心に建国され、また、発展してきたわけだから、エウロパはアメリカに対して、かなりの貢献をしているとも言える。
一方、現在、エウロパに移民してくる人達は、アフリカや中東の貧しい難民が中心である。
今後しばらくアメリカは、難民を受け入れない方向に舵を切るであろうから、エウロパへの難民の数は、増すかもしれない。
言い方は悪いが、エウロパは難民の掃き溜めになるのかもしれない。