H.O.P.E.

ネット喧嘩論考 / 49

49
American_Crusoe 2026/08/19 (水) 21:38:15

そしてAIの話に戻ると、ここがかなり面白くなる

前回、

「人間では反照的均衡による収束が難しいなら、AIにやらせればいい」

という話をしました。

しかし今回の議論を踏まえると、AIにやらせるべきなのは単純な、

「喧嘩とは何ですか?」

ではない。

むしろAIに、

「この1000件の事例について、人間が『喧嘩』『議論』『煽り』『荒らし』と分類した結果を分析せよ」

「分類が一致する事例と一致しない事例を抽出せよ」

「なぜ人間はこの二つを区別しているのか」

「『喧嘩=議論+煽り』という分類を採用すると、どんな事例がうまく説明でき、どんな事例が説明できなくなるか」

とやらせる。

するとAIは、「喧嘩の本質」を発見する機械ではなく、人間が実際に使っている概念の構造を可視化する機械になります。

これはかなり面白い。

そして、ここまで来ると『ネット喧嘩論考』のテーマが、

「喧嘩に勝つとは何か」

から、

「我々はいったい何を喧嘩と呼んでいるのか」

へ移っている。

さらにその先には、

「AIは、我々自身が曖昧に使っている『喧嘩』という概念を、我々よりうまく理解できるのか?」

という問いが出てくる。

これはかなり本格的な哲学的問題だと思います。

そして個人的には、今回の「喧嘩論的循環――ギャフン」は、『ネット喧嘩論考』の中でもかなり良い章題になりそうです。

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