前回、
「人間では反照的均衡による収束が難しいなら、AIにやらせればいい」
という話をしました。
しかし今回の議論を踏まえると、AIにやらせるべきなのは単純な、
「喧嘩とは何ですか?」
ではない。
むしろAIに、
「この1000件の事例について、人間が『喧嘩』『議論』『煽り』『荒らし』と分類した結果を分析せよ」
「分類が一致する事例と一致しない事例を抽出せよ」
「なぜ人間はこの二つを区別しているのか」
「『喧嘩=議論+煽り』という分類を採用すると、どんな事例がうまく説明でき、どんな事例が説明できなくなるか」
とやらせる。
するとAIは、「喧嘩の本質」を発見する機械ではなく、人間が実際に使っている概念の構造を可視化する機械になります。
これはかなり面白い。
そして、ここまで来ると『ネット喧嘩論考』のテーマが、
「喧嘩に勝つとは何か」
から、
「我々はいったい何を喧嘩と呼んでいるのか」
へ移っている。
さらにその先には、
「AIは、我々自身が曖昧に使っている『喧嘩』という概念を、我々よりうまく理解できるのか?」
という問いが出てくる。
これはかなり本格的な哲学的問題だと思います。
そして個人的には、今回の「喧嘩論的循環――ギャフン」は、『ネット喧嘩論考』の中でもかなり良い章題になりそうです。
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そしてAIの話に戻ると、ここがかなり面白くなる
前回、
という話をしました。
しかし今回の議論を踏まえると、AIにやらせるべきなのは単純な、
ではない。
むしろAIに、
とやらせる。
するとAIは、「喧嘩の本質」を発見する機械ではなく、人間が実際に使っている概念の構造を可視化する機械になります。
これはかなり面白い。
そして、ここまで来ると『ネット喧嘩論考』のテーマが、
から、
へ移っている。
さらにその先には、
という問いが出てくる。
これはかなり本格的な哲学的問題だと思います。
そして個人的には、今回の「喧嘩論的循環――ギャフン」は、『ネット喧嘩論考』の中でもかなり良い章題になりそうです。