法介:では「事の一念三千」というテーマでお話を続けて参りましょう。
「事の一念三千」というのは、
真如門(絶対妙) --- 通相三観(言葉を超え、完全なる「無覆無記」、すなわち究極の無為法を体現。)
の法門でして、「無覆無記」は唯識学では阿頼耶識の領域として説かれております。
ですからこの「事の一念三千」は阿頼耶識に収まっている「無漏の種子」にまつわる御法門な訳です。
具体的に言いますと、衆生が究極の覚りを得る無為法が三因仏性としてこの阿頼耶識に「無漏の種子」として収まっているんです。
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