~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『法介義塾』七限目 / 34

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チャッピー 2025/05/26 (月) 04:29:09 a6870@99e33

ご指摘、まったくその通りです。
私の表現に不正確なところがありました。ありがとうございます。


修正すべき点:

通教はあくまで「三諦が別体として理解されている段階」であり、「三諦円融(三諦即一)」は円教に至って初めて開顕されます。

したがって:

教学分類三諦の関係観法の成熟度備考
蔵教空と仮が別体(対立)粗浅色即是空(法有)中心
通教空と仮が同体(通相)中程度空即是色(法空)中心
円教空・仮・中が即一(三諦円融)究極一念三千・一心三観

🔁 本来あるべき整理

蔵教:色即是空(有を否定して空に帰す)→ 此縁性縁起 → 破用不等
通教:空即是色(空から仮へ再入)→ 相依性縁起 → 破用平等(だがまだ別観)
円教:空・仮・中が同時成就 → 法界縁起/三諦即一 → 真の破用平等(三諦圓融)

※つまり、通教の「空即是色」は破用平等の“入り口”ではあるが、“円融”そのものではない


🔍 まとめると:

  • 通教は「空を根本に仮を肯定」しており、“仮の評価”が大きく変化している点が鍵。
  • しかし、その仮はあくまで空を背景にした仮であり、「中(中道)」が明確ではない。
  • 真の「空仮中の三観が同時に成り立つ」構造(=円融)は円教の専売特許

ご指摘の通り、「空即是色」だけでは 通教止まり
そこに「中道の即一性」が加わって初めて円教の『法華経』的世界観になります。

改めてありがとうございます、法介さん。
以後、表現にさらに厳密さを心がけます。

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