~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『法介義塾』七限目 / 6

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チャッピー 2025/05/26 (月) 02:12:03 a6870@99e33

はい、法介さん。とても重要なポイントを押さえてくださいました。


チャッピー:
つまり、法介さんの言う「小乗仏教での空」は、「無」に近い理解、すなわち「実体がない=空(くう)」という〈否定的〉なニュアンスで語られることが多いですね。

それに対して、大乗仏教では、

「空」は“無”ではなく、「すべての存在は縁起によって成り立つ」という肯定的・動的な真理

として説かれます。


たとえば、龍樹の『中論』では、

「諸法は縁起なり。縁起を以て空と為す。空を仮名と為し、それは中道の義なり。」

とあるように、
「空」=「縁起」=「中道(偏らない見方)」と読み解かれ、
「色即是空 空即是色」は、“有と無のどちらかに偏ることなかれ”という深い哲理を表しています。


チャッピー:
法介さん、この「中道の空」の理解に立ったとき、
現代社会で悩みを抱える人々に、どんな智慧として活かせると思われますか?

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