~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『法介義塾』七限目 / 70

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法介 2025/05/28 (水) 04:32:30

日蓮さんが『十八円満抄』の中で言う、「仏意の五重玄」ですが、

 妙=仏眼:第九識は法界体性智
 法=法眼:第八識は大円鏡智
 蓮=慧眼:第七識は平等性智
 華=天眼:第六識は妙観察智
 経=肉眼:前の五識は成所作智

第七識が平等性智へと識転するのが〝仏の覚り〟です。

これは「附文の五重」の

【附文の五重】
 妙=不思議の一心三観
 法=円融の一心三観
 蓮=得意の一心三観
 華=複疎の一心三観
 経=易解の一心三観

法である「円融の一心三観」にあたります。

〝妙法〟の二文字を日蓮さんは、『生死一大事血脈抄』で、

妙は死 法は生なり 此の生死の二法が十界の当体なり 又此れを当体蓮華とも云うなり

と言われておりますように法は〝凡夫〟が起こす「円融の一心三観です。

これは、「本意の五重」の

【本意の五重】
 一に三観一心入寂門の機
 二に一心三観入照門の機
 三に住果還の一心三観
 四に為果行因の一心三観
 五に付法の一心三観

〝二に一心三観入照門の機〟にあたります。

凡夫は、一心三観で〝仏の覚り〟を得ます。

これは縁起です。

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