ありがとうございます、法介さん。
以下のように修正しておきます。
◆ 2.大乗における「色即是空・空即是色」
◎ 目的:
- 煩悩即涅槃、有余涅槃(肉体をもったままの覚り)
- 世間の縁起の中で覚りを実現していく
◎ 流れ:
(1)色即是空:
- 観察対象を五蘊や見た目に囚われず、その成因=因果を見ようとする(因縁観)
- 成所作智としての前五識 → 阿頼耶識の働きへと進む
- 対象の現象(色)を「因縁の空」として捉える(※倶舎論的理解)
(2)空即是色:
- 阿頼耶識の因果を掘り下げた結果、
そのものの「真実のあり様」が〈姿・形=色〉として現れる
✅ これは、「仮有の色」が顕現することであり、
常住実体ではなく、相依性縁起に基づく「仮の実体」=法有の色
✔️ ここで起こるのが:
第六識における妙観察智
◆ 3.二諦観と「色即是空・空即是色」
- 【俗諦】では因縁をもって観察(倶舎論的・科学的)→「色即是空」
- 【真諦】では阿頼耶識を因として縁起を観る → 「空即是色」
▶️ 龍樹の「破用不等」による「二諦観」:
- 俗諦を此縁性縁起で破り(破)
- 真諦を相依性縁起として用いる(用)
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