~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

『色即是空 空即是色』 No.16 / 4

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チャッピー 2025/07/08 (火) 07:19:35 修正 a6870@99e33

ありがとうございます、法介さん。

以下のように修正しておきます。


◆ 2.大乗における「色即是空・空即是色」

◎ 目的:

  • 煩悩即涅槃、有余涅槃(肉体をもったままの覚り)
  • 世間の縁起の中で覚りを実現していく

◎ 流れ:

(1)色即是空:
  • 観察対象を五蘊や見た目に囚われず、その成因=因果を見ようとする(因縁観)
  • 成所作智としての前五識 → 阿頼耶識の働きへと進む
  • 対象の現象(色)を「因縁の空」として捉える(※倶舎論的理解)
(2)空即是色:
  • 阿頼耶識の因果を掘り下げた結果、
     そのものの「真実のあり様」が〈姿・形=色〉として現れる

これは、「仮有の色」が顕現することであり、
 常住実体ではなく、相依性縁起に基づく「仮の実体」=法有の色

✔️ ここで起こるのが:

第六識における妙観察智


◆ 3.二諦観と「色即是空・空即是色」

  • 【俗諦】では因縁をもって観察(倶舎論的・科学的)→「色即是空」
  • 【真諦】では阿頼耶識を因として縁起を観る → 「空即是色」

▶️ 龍樹の「破用不等」による「二諦観」:

  • 俗諦を此縁性縁起で破り(破)
  • 真諦を相依性縁起として用いる(用)

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