~博多めんたい佛教大学~『法介義塾』

天台智顗の『觀無量壽佛經疏』の研究 / 29

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法介 2025/05/25 (日) 06:22:52

>> 14の【現代語訳】

はい、この部分も現代語訳で要約します。


現代語訳(要約):

釈論によれば、

  • 菩薩の持つ勝妙な五欲(煩悩を超えた五つの欲求)は、迦葉尊者が舞を舞うように導く力がある。

  • 『華厳経』に「無量香雲台」という言葉があり、これが浄土であり、そこには清浄な五塵(塵の五つの要素)がある。

  • 浄土の清浄と不浄は、頓悟(急に悟ること)と漸悟(段階的に悟ること)の順序によって論じられる。

  • 常寂光土とは、

    • 「常」は法身(仏の真理の体)を指し、
    • 「寂」は解脱を意味し、
    • 「光」は般若(智慧)を示す。
      この三つは同時に存在し、別々ではない。これを「秘密蔵」と呼び、諸仏が遊行する場所であり、真実で究極の浄土である。
  • 心を修めて妙観(深い観想)を行うことで浄土を感得できるため、これが経の根本宗旨(教義の核)とされる。

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