(2025.3.9更新)
パターンフライトはルール通りに飛ばすのが目的なので、そのルールに関する資料をまとめておきます。
ルールの更新で最新情報が分かり難くなってしまったので、特に必要なものをここに書き出しておきます。
コメント1
P-25,F-25のアレスティ
コメント27
P-25,F-25パワーポイント資料
マヌーバーガイド 2024年版
コメント31
2024年版 FAI Sporting Code
P-27やF-27のアレスティ
コメント51
P-25 参考資料 by NAGACHAN
コメント57
2025年版 FAI Sporting Code
コメント60
JMA 日本模型航空連盟 F3A RC曲技委員会の資料ページに日本語版の演技ガイド
コメント64(2025.3.9追加)
2025年 ジャッジ講習会特記事項
ーーー以下は以前ここにあった記載内容↓ーーーー
アメリカNSRCAのパワーポイント資料
マヌーバーガイド2022年版 F3A Maneuver Guide
P-23パターンガイド F3A P-23
最近行われたKMA関西模型クラブ連合会 曲技委員会による、F3A勉強会の資料 P23演技解説と陥りやすい欠点
NSRCA/Current Sequence Information 現在のシーケンス情報(2023.10.10追加)
ーーーーーーーーーーーーーーー
下のバーの左右の青矢印をクリックすると、表示されなかった途中のコメントが見られます。
KEROKURO RC HOBBY
今日の飛行場(20240324)2024年度模型航空F3A競技規則研究会
あさちゃ〜の独り言
F3A勉強会
KMA 関西模型クラブ連合会
2024年 F3A勉強会 の模様
しつこくなりますが「審査員の立場から見た」については、クロスボックス演技やホリゾンタルサークルなど奥行きのある演技に、特に関係があるとも考えられます。

審査員から見れば、サークルはこの様にしか見えません。
従って、この見える範囲内で判断するという事を言葉にしたのかもしれません。
円を斜めから見た時どう見えるか、と状況は同じですね。
図形を真横や真上から見なくてもきちんと判断しなければならないという事でしょう。
なお、サークルでは最遠部が350mを越えると減点が始まり、375m以上で-1点、400m以上で-2~3点となります。

図は、170mコースでのテンプレートですが、これで既に-1点となってしまいます。
サークルの大きさはループと比べてみてください。

演技面の裏側から見た様子です。
ホリゾンタル・サークルを演じる方向は、奥方向だけでなく、近づく方向でも可能です。
例えば、これは正確に割り出した数値ではありませんが、170m位置から開始して、こちら側に直径150mの円を描いても、フレーム内に収まっていればOKという事になります。
もっと大きいサークルを描きたければ開始位置を遠くにすれば可能ですが、その場合は繋ぎ飛行中に飛行コースを修正しなければなりません。
サークル前後のターン演技が遠方のままでは当然その演技は減点となってしまいます。
以前は、繋ぎ飛行中の減点はされない事になっていたので、今でもその記述があるか確認してみているのですが、ちょっと見当たりません。
実際に飛行する時に、なるべく減点されない様にするしか無いのかもしれません。
飛行環境によって空域が制限されている飛行場では、こういった手前側に飛行する方法も考えておく必要がありそうです。
F3A曲技飛行の大本のルールはコメント31にある「2024年版 FAI Sporting Code」です。



その中にある「付録 5B 操縦実行ガイド」で実際の飛行方法についての説明がされています。
このガイドをもとに分かりやすく表現したのが、コメント27にある
マヌーバーガイド2024年版です。
かなりの量になっていますが、画像翻訳で本編のガイドを確認してみてください。
…
…
前のコメントで省略した部分の画像です。








画像翻訳を使えばこの様に見えるというサンプルとして貼り付けておきます。
P-25 参考資料 by NAGACHAN
http://www.morris-hobby.jp 左下からジャンプ
スピンで気を付けなければいけない事の一つに、「完全停止が条件では無い」という事があります。



水平飛行中に失速させるので当然な事ですが、
FAI Sporting Code
Radio Control Aerobatics 2024 Edition
の、5B.8.12. SPINS には、次の様に記されています。
ーーーーー
Judges must carefully observe the stalled attitude, which is not necessarily a complete stop, especially in no-wind conditions. This is no reason for downgrading.
審査員は失速姿勢を注意深く観察しなければならないが、特に無風状態では必ずしも完全に停止するとは限らない。 これは格下げの理由にはなりません。
ーーーーー
尚、マヌーバーガイドにはスピンについて次の様な解説があります。
P-27やF-27を見つけ易くするため、トピック冒頭部分を更新。
Resourcesにある「P27.json」からリンク先に行って別名で保存すると、P27のテンプレートJSONファイルが入手できます。

プロッターのバージョンがv4.3.01HLになって、P27,F27が追加されました。

再読み込みが必要です。
2025年度審査員講習会
日時:2月15日(土) 13:00~15:00
場所:東京都港区新橋「航空会館」B101会議室
FAI Sporting Codeが2025年版に更新されています。
Radio Control Aerobatics 2025 Edition
P-27演技。
P-27.15の「Square from Top」演技は正方形の辺の上を飛行していますが、統一見解は発表されていないので、変更の可能性もあります。
マヌーバーガイド2024年版の日本語訳の動画。
JMA 日本模型航空連盟 F3A RC曲技委員会の資料ページが更新され、日本語訳のP-25とF-25、及び飛行演技ガイドがアップされています。

KMA home page 関西模型クラブ連合会には、コメット形状の変更がアップされています。
日本模型航空連盟のF3Aパターン競技は減点方式で採点されます。
例えば、この2つの演技が同程度の飛行内容で行われたとします。

もしこれが印象点で採点されるなら、①が6点だったとすれば、②も6点になるかもしれません。
でも、減点方式では、演技を構成しているパーツ数の違いから、①が6点だったらといって、②も6点になることはまずあり得ないということになります。
今回のF3A審査員講習会では、演技種目が2年目となる事から、演技の解説よりは、主にこの「飛行演技ガイド」の説明に時間が使われました。

このガイドは、物差しやストップウォッチといった計測器具が無い中で、パターンフライトを公平に判断するための大事な基準となります。
講習会は審査員が対象なので、選手向けの飛行技術の解説の様な事はありません。
F3Aはパターンフライトなので、「カッコいいスタントをしたから何点」といった印象点ではなく、

「減点方式で採点」となっています。
競技が始まったら、審査員間で話し合ってはいけません。

今年度から競技会では、審査員毎の採点を、その場で参加選手が見られる様になるとのことですが、
審査員は競技中にそれを見ない様に気をつけなければなりません。
フライトコーチの自動採点FCScoreでは、演技を構成している要素(エレメント)毎に出来栄えを見ているので、

エレメント数が多くなれば減点も増えます。
もちろん、採点はエレメントだけでなく、相対的なバランスや演技ポジションなど、多岐にわたっています。
F3A 中四国選手会の資料ダウンロードページ

2025年 ジャッジ講習会特記事項
日本模型航空連盟F3A委員会の講習会ページ

F3A 審査員資格取得条件と方法
飛行速度については、FAI Sporting Code 2025 Editionに、次の様に記されています。
5B.9. CONSTANT FLYING SPEED
The model aircraft shall maintain a constant flight speed throughout the various manoeuvre
components; for example, in climbing and descending sections.
For significant differences up to one point is subtracted.
「5B.9. 一定飛行速度
模型飛行機は、上昇時や下降時など、様々な操縦要素を通して一定飛行速度を維持するものとする。
有意差がある場合は、最大1点減点される」
ーーーーーーーー

同じことが、日本模型航空連盟の資料の審査基準解説にも載っています。
ここで気をつけたいのは、最大でも1点の減点という事です。
上昇と下降のスピードを同じにしたとしてもボーナス点は付かないのです。
見逃していましたが、ちょっと前にはこんな事があったのですね。
勉強会における違反行為発生について
どんなイベントであってもルール順守で行うとの事です。
一方、最近ではこんな動きもあります。
自動採点勉強会
こちらは文字通り「競技会ではない勉強会」なので、何でもありです。
ルール通りの175mコースとはどんなものなのか。
みんなで確認する良い機会になります。
今ではフライトコーチの様な道具は練習に欠かせないものとなっているので、こうした動きが広がると良いですね。
ルールがある以上それに従う事は大切ですが、ルールは人間が作ったものなので時代と共に変化します。
実際、パターンフライトの解説も、ここで触れてきた様に少しずつ変わって来ています。
RCGroups掲示板にある、スピンについてのディスカッションです。
スピン
https://www.rcgroups.com/forums/showthread.php?4706867-Spins
スピンについてさらに語る
https://www.rcgroups.com/forums/showthread.php?4749393-More-talk-about-spins
F3Aでのスピンについての説明は
FAI スポーティングコード
https://www.fai.org/sites/default/files/sc4_vol_f3_aerobatics_25.pdf
の、5B.8.12. SPINS に載っています。
ここで特に気をつけたいのは回転開始の部分で、
無風時の完全停止など要求していません。
現在の表記は次の様になっています。
Judges must carefully observe the stalled attitude, which is not necessarily a complete stop,especially in no-wind conditions. This is no reason for downgrading.
(審査員は失速姿勢を注意深く観察する必要があります。これは、特に無風状態では、必ずしも完全な停止とは限らないため、減点の理由にはなりません)